新宿・箱根間を往復する特急ロマンスカーのアテンダント北條鉢子(大島)が箱根に向う道中、思いもよらない出来事に遭遇する一日を描いた本作。この日は大島の車内アナウンスも実際のロマンスカーの車内で初お披露目され、大島は自分のアナウンスに「恥ずかしいです」と照れ笑い。
ロマンスカーの制服に久しぶりに袖を通したことについては「制服を着るとシャキっとしますね。鉢子に戻って来たような居心地の良さを感じます」としみじみ。撮影を通して、アテンダントの仕事に刺激を受けることも多かったと告白し、「生半可な気持ちではできないお仕事だなって思いました。列車が動いている中、60キロもあるカートを動かすのはとてもたいへんでした。レディとしてのたしなみもいろいろと勉強させてもらいました。わたしが大人の女性になる上ですごくためになることでした」とコメント。
撮影中は雨に祟られることも多かったといい、大倉から「大島さんは本当にクソ雨女でした」と指摘され、タナダ監督からも「雨を呼ぶ巫女さんのようでした。恐れ多い感じがしました」とその雨女ぶりを紹介されると、思わず苦笑い。次に着てみたい制服を問われると「工事現場の、建設作業員の格好や道路整備の方の制服を着てみたい。女性でやっている方を見かけた時にすごく応援してみたくなったので」とその理由を笑顔で明かしていた。
この日初公開された大島の車内アナウンスは18日から実際に小田急ロマンスカーで使用されるという。
(取材・文:名鹿祥史)