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ニューヨークレポート アーティストの内実!

 ニューヨークには大きな美術館がたくさんある。それだけアートに対する関心が強いという事だ。アーティストもたくさんいる。その中から将来のバスキアやウォーホールが出てくるのだろうが大抵のアーティストは絵だけでは食べていけませんよ、と日本人画家の大岡カズオさんはその厳しい内実を語る。

 それでも環境的には大変恵まれていると言わなければいけない。それというのもウェストベスというビルがあって、そこは画家、ライター、写真家、フィルムメーカー、詩人、彫刻家、ダンサー、ミュージシャンなど、アーティストのみが格安で住めるという、物書きの私には夢のような住宅なのだ。アーティストをサポートする財団によって1970年
に建てられ、運営されている。市も援助をしている。

 こういう、芸術家を育てよう、守ろうというNYの姿勢は大変麗しい伝統だと思う。アーティストとは、一部の成功した人々を除けば大体はお金に困っており、昔から大成したアーティストにはスポンサーが付き物である。

 それはともかく、アーティストが日本を離れてニューヨークに来るのはひとつには住環境がいいからだろう。
 SOHO地域にアーティストが集まり始めたのは70年代で、今ではすっかり商業化して家賃も高くなり、アーティストはその後ブルックリンのウィリアムズバーグに移動したのだが、今ではそのウィリアムズバーグの家賃も高くなり、マンハッタンに戻る者も出ている。そして家具製造やテキスタイル製作の工場地帯でウィリアムズバーグより格安のブッシュウィックという、ラティーノが多い地域の空き物件に1年ほど前からアーティストがどっと詰め掛けて、アーティストビルとなっているところがあると聞いて見学に行った。

 お風呂はなく、トイレも共同で、SOHOのロフトのように住居兼アトリエという訳には行かないが高い天井に広いスペース、無機的な雰囲気はアーティストにはぴったり。志を共にするもの同士が寄り集まるアーティストビル、日本にはない発想や物件で大変興味深かった。(セリー真坂)

参考サイト
大岡カズオさんのウェブサイト
www.soymonk.com

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