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手のひらの目、魔方陣…ガウディがサグラダ・ファミリアに残した「暗号」

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 「未完の世界文化遺産」として知られ、今も建設が続くスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会が16日、「2026年の完成予定がずれ込む見込み」と発表して話題になった。同教会は建築費用を寄付と観光収入でまかなっているため、新型コロナウイルスの感染拡大による都市封鎖で収益が激減し、工事費用が足りなくなってしまったという。現在の費用では、聖母マリアにささげられる巨大な塔の工事を終えることしかできず、今のところ完成予定は未定とのことだ。

 ​>>未完の大聖堂、サグラダ・ファミリア教会 新型コロナで2026年完成が不可能に<<​​​

 さて、そんな同教会は建築中にもかかわらず、奇妙な意匠が各所に存在している。
 ひとつは教会のファサード(入場門)の一つ、「生誕の門」。並ぶ複数の塔を背景に三角形のシルエットの門が3つ並んでおり、左から父ヨセフ、イエス、母マリアをそれぞれ象徴している。ファサードの背後に並ぶ4つの大きな塔のうち、右から2番目の塔に注目すると、右ファサードの装飾とつながる屋根状の彫刻部分に、小さいが奇妙な装飾が存在しているのだ。

 それは「手のひらの中央に目が輝いている」というもの。この装飾については複数の説が存在しており、中東やアフリカ地域で魔よけとして用いられる「ファティマの目」ではないかという説や、神の全知全能を意味する「プロビデンスの目」であるという説が存在している。しかし、前者の「ファティマの目」はユダヤ教やイスラム教の魔よけのお守りであり、カトリックの教会のお守りにするのは不自然である。また、「プロビデンスの目」はキリスト教の聖三位一体を表す三角形や後光と組み合わせることで神の全知全能を示すもの。「手のひら」と組み合わされるサグラダ・ファミリアの装飾は不自然だというのだ。

 また、同教会の西側のファサードである「受難の門」には、パズルのようにも見える奇妙な浮き彫りが存在している。縦横斜めの数字の合計が同じになるという「魔方陣」は皆さんもご存じだと思うが、受難の門の浮き彫りは4×4の魔方陣になっており、合計は必ず33になるという。3×3で合計が15になる魔方陣は比較的ポピュラーなものだが、4×4の魔方陣は珍しい。また、ガウディは生前「33」という数字にこだわっていたことが知られており、他の建築物でも階段の段数を33段にするなどしていた。

 この「謎の目」「33の魔方陣」から、ガウディはフリーメーソンの一員だった、という説もある。フリーメーソンは歴史をさかのぼれば聖堂や修道院を建築していた石工たちの組合であり、建築と関係が深い。また、メイソンの最高位は33位であり、ガウディの出身地や関係者、知人にはフリーメーソンのメンバーだったとされる人も多いのだ。

 これらの不思議な装飾は全てガウディが生前に施したものだそうだが、彼が急死してしまったので装飾に込められた意味はもう分からない。完成した暁には、これらの不思議な装飾の意味が明らかになるのだろうか?

(山口敏太郎)

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