社会 2020年09月18日 11時50分
蓮舫議員、河野大臣の“縦割り110番”に「行政の私物化」「やった感」と苦言 「建設的なアドバイスを」批判の声も
立憲民主党の蓮舫議員が、「縦割り110番」を開設し、行政の縦割りによる弊害などの情報提供を呼びかけている河野太郎行政改革・沖縄北方担当大臣を自身のTwitterで批判したことが、物議を醸している。 >>「差別がひどい」批判の声も 2020年上半期物議を醸した蓮舫氏の発言<< 事の発端は、河野大臣が自身のウェブサイトに開設した「縦割り110番」について、一般ユーザーが「この目安箱は河野太郎個人のHPで開設している」「河野氏の関係者『だけ』が特権的に官僚より先に確認できる。組閣早々行政の私物化」と批判したこと。 このツイートを引用した蓮舫議員は「行革は必要です。が、めざす社会像があってこその改革なのです。 例えば少子化対策であれば保育所は厚労省、学校は文科省、塾は経産省、通学路の安全は国交省というような縦割りを整理するのが行革。行革だけ、大臣個人のツールで『やった感』は、危ういのです」 と、自身の経験を踏まえてなのか、行政改革について持論を展開した上で、河野大臣が自身のウェブサイトで意見を募っていることは「やった感」で危ういと表現した。 このツイートについては「個人でやるのはおかしい」「暴走している感はある」などと賛同もあったが、リプライでは「始めたばかりの試みを批判するのはおかしい。国民の声に耳を傾けるのはいいことではないのか」「これからスタートラインに立って物事を始めようとしている人に、何もできなかった人が言う言葉じゃない」「これからやることに対して『やった感』はありえない。今後、結果が出ず独りよがりになっていれば正しいかも知れないが」と批判的な声が多く寄せられている。 また、「行政改革は必要と考えているなら、もっと建設的なアドバイスをしたらどうなのか」「経験者として手を貸して前に進めていくことが議員の仕事ではないのか。揚げ足を取って野次るのは議員のやることではない」「トップが下の意見に耳を傾けることに何の問題があるのか。時代はクラウドではなかったのか」と政治姿勢を批判する声もあった。 縦割り110番についての意見は様々。「やった感」だけを出しているのが事実ならば問題だが、現在は始めたばかり状況。そんな中、取り組みを詳細に検証せず、「危うい」と個人のTwitter批判することに嫌悪感を覚える国民も少なくなかった。批判のリプライに反応していない蓮舫氏。国民の声を、どう思っているのだろうか。記事の引用について蓮舫のTwitterより https://twitter.com/renho_sha/