芸能ニュース 2020年07月27日 12時00分
入構制限中の大学でユーチューバーが鬼ごっこ、炎上で謝罪 大学側が経緯説明も
都内の大学で「隠れ鬼ごっこ」を行う動画をアップした2人組ユーチューバー「パパラピーズ」が、騒動について謝罪している。 問題となっているのは、パパラピーズが24日にアップした「大学を貸し切って2人で隠れ鬼ごっこやってみた」という動画。逃げる側が「カップラーメンを間食する」「問題を解く」などのミッションをこなしつつ、鬼から隠れるというもので、8月7日公開の映画『ぐらんぶる』にちなんだ企画だということが、動画の中で説明されていた。 >>警察沙汰はザラ? 迷惑系YouTuberよりヤバかった「生主」たちの過激な行動<< しかし、この会場として使用されていた清泉女子大学は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため現在もオンライン授業が行われ、一部で入構制限を行っており、学生は登校できない状態。そのため、動画を見た学生を中心に「なんで学生が入れないのに、無関係のユーチューバーは入れるの?」「こっちは学費払って入れない状態が続いてるのに…」「まだ1回も大学に行けてなくて友だちもいない中、分かりにくいオンライン授業受けて…ってやってる1年生とかいるのに、これはひどい」といった批判が殺到する事態となった。 この炎上を受け、動画は削除に。パパラピーズの「じんじん」は25日になり、ツイッターで「この状況下で学校へ通えない学生さんやご家族の方々に不快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。また、「タナカガ」も、「関係各所の許可の元撮影させて頂きましたが この状況の中、学校に通いたくても通えない学生の皆様などに不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした」とつづっていた。 さらに、公式ホームページ上で「事実関係の確認作業を行っております」としていた清泉女子大学は26日に改めて、「本学キャンパスで撮影された動画に関する経緯説明とお詫び」という文書をアップ。その中で、多数の批判が来たことに触れて謝罪しつつ、今回の動画について、今月2日に代理店側からキャンパスの利用申し込みがあり、「本学のイメージを損なわない」「撮影関係者は総勢10人と比較的少人数で、撮影に掛かる時間が3時間程度の予定で、安全上も問題ない」という判断で許可出し、13日に撮影が行われたと報告。公開前には、大学側の映像チェックが予定されていたが、代理店からの連絡不足によりそれが叶わず、「内容も想定に反して、本学の大切にしている『建学の理念』やイメージに沿ったものと言えないものでした」とし、「大学に来たくても来られず自宅学習を余儀なくされ、辛く寂しい思いを募らせているであろう学生の皆さんの気持ちを考えると、もっと慎重に対処すべきであった、大事な学生たちへの配慮が十全でなかったと言わざるを得ません。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪していた。 企画そのものは、ユーチューバーによくあるものだったが、本来通っている学生を差し置いてのこの企画に、多くの苦言が集まってしまっていた。記事内の引用についてじんじん公式ツイッターより https://twitter.com/jinjinpochaタナカガ公式ツイッターより https://twitter.com/Tanakaga_清泉女子大学公式ホームページより https://www.seisen-u.ac.jp/sp/index.php