芸能 2025年09月25日 21時30分
孤独のグルメ」バックレ騒動、不義理な対応にメガホンも取った松重豊は
俳優の松重豊が主演を務めるテレビ東京系人気ドラマ「孤独のグルメ」が、トラブルに見舞われている。発端は21日、「TVer」のX(旧Twitter)公式アカウントが18日に投稿した2022年の「孤独のグルメ Season10」第6話の告知を、岐阜県下呂市の下呂温泉旅館・小川屋が引用し、「この回実は当館も出演予定だった」とポスト。主人公・井之頭五郎が下呂温泉を訪れる内容で、小川屋は「『温泉入浴シーンを撮りたいので、そちらの大浴場お借りできませんか?』と制作会社より連絡があり、当日の日帰り入浴の営業時間を調整するなどして準備するも、約束の時間を過ぎても一向に来る気配無し」と、撮影までの経緯を説明した。この事態に困惑した小川屋が「あの~お待ちしてますが...。」と連絡を入れたところ、「『あ!……ごめんなさ~い、入浴シーンの撮影無しになったんですよ。ご連絡してなくてすみません。もう下呂離れちゃったので』とのご回答。開いた口が塞がらず、啞然としたのを思い出した」と撮影のすっぽかしを食らったとぶちまけたのだ。事態が公になり、テレビ東京は22日にこの件を報じた「WEB女性自身」(光文社)の取材に応じ、「撮影場所が変更になった連絡を失念していた事実を認めている」と説明している。そして同日、小川屋は「本日、株式会社テレビ東京(@TVTOKYO_PR)、#孤独のグルメ(@tx_kodokugurume)を制作されている株式会社共同テレビジョン、両社のご担当者様より、直接お電話にて、丁寧に謝罪していただきました」と、テレビ東京と制作会社の担当者から謝罪を受けたことを明かした。この騒動にネット上は「メディア関係者は自分たちのことを偉いと勘違いしている」「営業を“妨害”した分はきっちりお支払いしないとね」「これはやっちゃ駄目なやつ!孤独のグルメ好きなのに残念」と批判の声が上がっている。「2012年にスタートした『孤独のグルメ』は、松重が主人公の心理描写をナレーションで語りながら、料理を食べるだけというとてもシンプルな内容です。幅広い年齢層から根強い人気があり、2025年1月には映画『劇映画 孤独のグルメ』が公開され、テレ東きっての代表番組となりました。旅館側からすれば、ドラマのロケに備えて大浴場の営業時間を調整するなど、対応に追われつつも撮影を心待ちにしていたと思います。ですが、番組は小川屋が連絡を入れるまでしらばっくれていたわけですから相当、ご立腹なはずです。それでも3年もの間、局にクレームも入れずに半ば諦めていたのでしょうが、ついポロっと口を開いてしまったのでしょうね」(テレビ関係者)小川屋は両社とのやり取りについて、「当時の制作関係者への聞取り、企画立案から撮影に至るまでの制作過程及び当日の香盤表の確認といった、調査と事実確認をしっかり行っていただいた上で、制作サイドの非を認めていただき、対応の不手際を詫びてくださいました」と丁寧に説明し、「当館としましては、両社共に真摯にご対応いただいた上で、非を認めていただき、きちんと謝罪していただけましたので、これ以上本件について言及は致しません」と、長年の歯痒い思いに終止符を打った。人気番組なだけに、雑な対応が仇となってしまった。映画版では初の監督と脚本を務めた松重は、制作サイドの不義理な対応をどう感じただろうか。