社会 2023年05月09日 21時01分
おおのの独り言~函館からの何かしら~これからの函館その2編
さて、これからの函館市を引っ張って行ってもらうのが《大泉 潤》氏であります。新市長が選挙中に有権者に対して訴えていた所を紹介致します。函館市は2016年の北海道新幹線開業後も人口減少に歯止めがかからず、人口も25万人を割り、長い低迷から抜け出せずにいます。大泉氏は「リーダーが変わればマチは変わる」と訴えてます。目玉公約として「新幹線のJR函館駅乗り入れへの調査」を掲げ、これは函館市民からも一定の支持を受けているようです。道南の中核都市で全国有数の観光地である函館。函館の再生へ、大泉氏は公約実行の手腕が問われる事となります。北海道新幹線の《新函館北斗駅》は隣町の《北斗市》にあり、函館駅までJR北海道のアクセス列車で約20分かかります。大泉氏は新幹線の計画段階で市や経済界が要望していた乗り入れを「衰退脱出の起爆剤」と訴えてます。・・・が、実現は容易ではないでしょう。乗り入れ用のミニ新幹線の車両製造や専用レール敷設工事に巨額の経費がかかりますし、運行後も赤字の可能性がありますし、そもそもJR北海道の協力が得られるのかと。。。まぁ、開業前にだいぶ議論となった事なんですけどね。もしやるとすれば「スイッチバック方式」しか方法は無いと思われますけど。大泉氏は、他にも大胆な公約を示しておりまして、《ふるさと納税》を現在の約10倍の年間100億円に増やすと!現在は年間8億位しか無いんですって。でも、検索数で行くと4位になっているそうで、潜在的な力は有りそうです。返礼品をきちんとすれば全然行くと思いますよ。今現在は海産物とカレーで全体の8割位。。。100億を達成しているランキング上位の根室や紋別町のやり方は上手ですね。東京の名店に素材を卸してそこのコースメニューを返礼品として出してたり、これでもかと海鮮を出していたり。函館ブランドって侮れないですし、良いものは真似するべきです。五稜郭の世界遺産登録も目指すとの事ですが、それだと花見時期のジンギスカンが出来なくなる可能性が。。。実現の可能性や具体的道筋についての納得いく説明が欲しい所ではあります。また、函館市が起こした大間原発(青森県大間町)の建設差し止め訴訟は継続するそうです。たしかに何かあったら洒落にもならない訳ですよ。大間原発の問題点としては以下の3点が挙げられます。・福島第一原発事故以前の審査基準により許可され、建設が進められていること・毒性が強く危険性が指摘されているフルモックス(プルトニウムとウランの混合燃料だけを使用)での世界初の原子炉であること・大間原発の北方海域や西側海域に巨大な活断層がある可能性が高いこと何かあった場合同心円状に被害が広がる訳で、そうなると函館もこれに含まれる訳ですが、当初、函館は説明会にも含まれていませんでした。個人的には原発OKなのですが、上記の3項目はキッチリとして頂きたいと思ってます。大泉市長のやることは沢山あると思いますが、一つづつ確実に進んで行って欲しい所です。過去にこれだけの民意を得た市長は居ないのですから。