ミステリー
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ミステリー 2020年06月21日 23時00分
米軍パイロットがUFOとドッグファイト、その正体は気球だった!?「ゴーマン少尉UFO空中戦」事件
6月17日早朝、東北地方にて奇妙な未確認飛行物体の目撃証言が相次いだ。 朝の7時頃から、仙台市を中心に福島県や山形県など東北地方の広い範囲で、「白い飛行物体」の報告がTwitter等で寄せられ、飛行しているというよりは平行移動しながらゆっくりと上昇していっており、昼前には見えなくなった。 望遠鏡やカメラの望遠レンズで確認した所、白く丸い球体の下に紐で十字型の物体が吊り下げられているような形状をしていることが判明。そのため、早々に「気球ではないか」という推測が出てきていた。一番ありうる説として、気象庁のラジオゾンデ観測(高層気象観測)用の気球や南極で用いられるエアロゾル観測装置の可能性が挙げられたが、気象台や大学、国交省、警察、自衛隊と関係各所へ問い合わせしたものの、所属も正体も不明のままとなっており、現在文字通りの「未確認飛行物体」ということになっている。 >>米軍が認め公開に踏み切った!?UFO動画とハリー・リード元上院議員 << さて、未確認飛行物体ことUFOと気球が密接に関わっていたとみられる案件は過去にも多数存在している。例えば1948年に発生したゴーマン少尉UFOドッグファイト事件は、戦闘機がUFOと至近距離ですれ違っての目撃をしたというものだ。 同年10月1日夜9時ごろ、アメリカはノースダコタ州ファーゴ上空にて、同州兵航空隊所属のジョージ・ゴーマン少尉がP‐51ムスタングにて夜間訓練飛行中に、奇妙な物体が飛行しているのを発見。管制塔で確認している機体とは違うものであったため、接近を試みたところ、通常の飛行機や戦闘機でも考えられない速度で急旋回・急上昇。問題の物体とすれ違ったという。至近距離で目撃した発光体は、15~20センチ程度の非常に小さなものだった。20分のドッグファイトの後、ゴーマン少尉機のエンジンが不調になり、発光体も姿を消したため追跡は終了となった。 この物体について、当初は「米軍パイロットがUFOとドッグファイトした!」と騒動になったものの、実は後の調査で地元の気象台が観測用気球を打ち上げていたことが判明しており、気球に点いていた灯火を誤認したのではないかと今では考えられている。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月20日 23時00分
大地震の前触れか!?千葉県沖の定置網に「幻のサメ」メガマウスがかかる
6月11日、千葉県館山沖の定置網に巨大な生物がかかっているのが発見された。それは「幻のサメ」とも呼ばれる、非常に発見例の少ない「メガマウス」だった。 メガマウスは、1976年にハワイ沖でアメリカ海軍の調査船によって発見された、比較的最近発見されたネズミザメ科のサメである。熱帯から温帯の深海200メートル付近に生息しており、主食はプランクトン。サメの中でも原始的な形態を残しているが、深海に生息していることもあってか個体が確認された事例が非常に少なく、研究もまだ途上段階である。 >>地震が起きるのを予知したい!江戸時代の「地震予知機」と「地震預防説」<< そんな珍しいメガマウスだが、例外的に日本は目撃・捕獲例が多い地域になる。地理的に深海が近いためとも考えられているが、なぜ日本でここまで多く確認されているのかはっきりした理由はわかっていないという。 今回、館山沖で確認されたメガマウスは体長約6メートルのメスの個体。波左間の沖合約800メートルの位置に設置してある網の中におり、5時頃に漁協が発見。地元のダイビングサービスの男性が現場に潜って確認し、その姿を至近距離で撮影することに成功した。これまでにも定置網や近海に迷いこんできたことはあるが、弱っていることがほとんど。今回は非常に健康な状態で、活発に泳いでいたという。研究者も「ここまで至近距離で生きている状態のメガマウスが撮影されるのは非常に珍しい」と話している。 ちなみに、メガマウスについてはある都市伝説が存在する。それは「大地震が来る前に現れる」というものだ。確かに、日本近海での捕獲記録を見ていくと、2007年の新潟中越沖地震しかり、2011年の東北地方太平洋沖地震しかり、発見から数日〜数か月後には地震が発生している事がわかる。一説には、サメに存在している微弱な電流を感知するロレンチーニ器官が地震の前に発生する異常を感知しているのではないかと言われており、今回の発見も関東を中心に多発している地震と関連付けられる向きも大きい。 しかし、深海生物や海洋生物の漂着と地震についてはほぼ関連性がないと見られている。珍しい生物が発見され、ニュースになったことで人々の記憶に残ることが多く、その後に発生した災害と関連付けられてしまうというのが真相のようだ。 なお、今回のメガマウスは黒潮の流れに乗って近海にやってきたと考えられている。元気な個体だったので、網から放してやったとのこと。幻のサメは、今も深海のどこかを泳いでいるのだろう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月14日 23時00分
赤い封筒にご用心?台湾に今も残る風習「冥婚」
先日、Twitterである海外の風習が話題になった。 台湾の道端に、赤い封筒が落ちている。日本のお年玉が入っているポチ袋のようなものだが、拾ってはいけない。これは「冥婚」というもので、中に亡くなった人の髪の毛や爪、生年月日を記した紙や冥銭を入れたものをわざと赤い封筒の中に入れて路上に捨てる、という風習。生前結婚することなく亡くなった人を憐れみ、せめてあの世で結婚できるようにと願って行うもので、この封筒を拾ったり踏んでしまった人は、亡くなった人との結婚に同意した事になってしまうというもの。その後、拾った人との運勢を占って夫婦になるという。ちなみに、「冥婚」したからといって結婚してはならないというわけではないそうだ。亡くなった後はあの世で冥婚相手の元に行くそうだが、生きている間は問題ないらしい。それでも感覚的に気持ちの良いものではないので、うっかり拾ってしまわないように気をつける必要があるそうだ。また、「冥婚」の風習は古く、三国志の時代にも行われた記録があるとのこと。現在はめったに行われないそうだが、それでも偶然町中で見つけてしまうこともあるそうだ。 >>絶対に開けてはいけない、悪魔が封じられた箱「ディビュークの箱」<< このような「死後婚」の風習は世界中に存在する。山形県の村山地方の村には、若くして未婚のまま亡くなった子供に対して、死後婚「ムカサリ」と呼ばれる風習がある。ムカサリの語源は「迎えられ」るという、結婚を意味する方言からくるもので、配偶者に「迎えて去る」ことからこう呼ばれる。こちらも中国の冥婚から来ており、「実在の人物を絵馬に描くと、あの世に連れて行かれる」という都市伝説もある。 また、インドには亡くなった子供たちの結婚式を行うPretha Kalyanamという風習が残っている地域が存在する。こちらは亡くなった子供を持つ両親たちが行うもので、亡くなった子供の霊は現世に対する思いが強いため、数年後家族に結婚に対する障害や子供が生まれない等の様々な悪影響をもたらしてしまう。そこで、亡くなった子供たちの霊に現世で出来なかった結婚をさせてやり、盛大に祝ってやることで成仏を祈るのだそうだ。 どの風習も、亡くなってしまった人の冥福を祈り、せめてあの世では心安らかに過ごして欲しいという親や遺族の願いが込められたものと言えるだろう。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月13日 23時00分
オランダに日本の「妖怪のミイラ」が!?オランダ・ライデン国立民族学博物館
先日、Twitterを騒がせた一枚の写真がある。それは「オランダから鑑定して欲しいという依頼が来た」というある妖怪のミイラだ。箱に入ったそのミイラは、くちばしがあり大きな鳥の足が生えた、最近日本で話題になった妖怪「アマビエ」にそっくりの外見だったのだ。かなり衝撃的な写真だったこともあって、Twitterではアマビエなのかそれとも別の妖怪なのか、そもそもなぜ日本の妖怪のミイラがオランダにあるのか、と話題になった。 >>アマビエだけじゃない!?コロナウイルス騒動で再注目される予言妖怪「神社姫」<< 現在でも寺などに安置されていて、たびたび話題にのぼる妖怪のミイラたちは、主に江戸時代に一種の工芸品として作成されたものが大半だと考えられている。そんな妖怪のミイラのコレクションが多数保管・展示されている場所で有名なのが、オランダのライデン国立民族学博物館だ。 この博物館は自然物よりも人工物や民族学的価値のあるものを蒐集の対象とした博物館であり、当初は「日本博物館」と呼ばれていた。設立には過去に日本を訪れたシーボルトの業績が大きい。医師として日本を訪れたシーボルトは、日本で様々な動植物標本から文学・民族学的標本を大量にオランダに持ち帰った。その後、約5000点の日本に関するコレクションを王家のコレクションの一部として寄付し、民族学的見地から博物館を設立するに至る。その後、様々な国の物品が集まっていき、現在の国立民族学博物館へ成長していくのである。オランダに日本の物品が集まるのも当然。江戸時代の日本は鎖国していたが、オランダは数少ない国交のある外国だったからだ。 国立民族学博物館に展示されている妖怪ミイラで有名なものには、「人魚」や「ろくろ首」等のミイラが存在する。いずれも長崎県の出島からオランダ商人が買い付けて自国に持ち帰るなどした、由来や経歴が判明している点でも貴重な資料と言えるものだ。剥製をつなぎあわせ、紙や竹ひごを用いて精巧に造られたミイラの数々は、当時の人々を驚かせたであろう事が窺えるものとなっている。 ちなみに、国立民族学博物館のミイラは、日本国内での企画展で日本に「里帰り」し、見ることができる時もあるので、興味のある人は調べてみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月07日 23時00分
古代マヤ文明、最古にして最大の建造物発見か
4日、イギリスの科学誌ネイチャーが、メキシコ南部のアグアダ・フェニックス遺跡より、古代マヤ文明最大規模とみられる建造物が発見されたと発表した。紀元前1000〜800年頃に築かれたとみられており、南北約1400メートル、東西約400メートル、体積は320万〜430万立方メートルに及ぶ巨大なものであった。上部には平面上の基壇(※きだん、石や土を組んで高くした部分で、上の建物を支えるために組まれる)があり、周辺から未使用の石斧などが発見されたことから、この巨大建造物は古代マヤの初期、社会的な階層ができていない時代に築かれ、共同祭祀に使われた場所であると考えられている。 >>「2020年3月20日に人類が滅亡する」!?世間を騒がせたマヤ暦とインド歴の予言とは<< 今回の研究は、2017年より日本やアメリカ、メキシコなど多くの国が参加した合同研究チームによる発掘調査の結果判明したもの。アメリカ・アリゾナ大の猪俣健教授や日本の茨城大、岡山理科大の研究チームが、グアテマラ国境近くのタバスコ州にて、航空レーザー測量やドローン等を用いての地上探査を実施し、翌18年には森林や牧草地になっていた場所の地下に、今回の建造物が含まれるアグアダ・フェニックス遺跡を発見する運びとなった。 今回の遺跡からは、権力者を示す彫刻などは見つかっておらず、研究者らからは、人々が集まった後に共同体としてのアイデンティティを確立するため、みんなで立てたものではないかという説が出てきている。言わば、マヤ文明における最古かつ最大の公共事業だったと言える。 だとすると、古代マヤ文明はこの場所から芽吹き始めたのだろうか。今後の調査・研究結果が楽しみである。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年06月06日 23時00分
あなたが思う「本能寺の変」の理由・説は? 京都福知山市「本能寺の変 原因説総選挙」2日に結果発表
今年の大河ドラマは主人公に明智光秀を据えた「麒麟がくる」。流行中の新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、収録を見合わせているため、6月7日を以って、一時的に放送休止になっている。 光秀と言えば、避けて通れないのが「本能寺の変」。天正10年(1582年)6月2日早朝に、京都の本能寺に滞在していた織田信長を、家臣であった光秀が襲撃した歴史的事件である。だが、本能寺の変を起こした理由が不透明であったり、かなり急いで行われたように思えること、謀反を起こした後の光秀がどのように動こうとしていたのかが解らないこと等から、長い戦国時代の中でも有名な事件ながら、非常に謎の多い事件としても知られている。 >>信長の首塚が静岡県・西山本門寺にある?<< 実際、光秀が動機を明らかにしている資料も存在せず、彼の家臣も討たれており、関連する資料もおそらく隠蔽または処分されてしまったと思われているため、現状では動機を探る事が非常に難しい。そのため、「実は本能寺の変には黒幕がいたのではないか」「明智光秀が本能寺の変を起こした理由は別のところにあるのではないか」等の異説が多く上がっているのだ。 本リアルライブでも過去に、「長宗我部黒幕説」等を紹介したが、原因や黒幕を上げる異説は実に数十はあるという。そこで、光秀にゆかりのある京都府福知山市と福知山光秀プロジェクト推進協議会が、本能寺の変が起きた原因として有名な説を50挙げ、「みなさんがこうだと思う『本能寺の変』が起きた理由」を総選挙するという「本能寺の変 原因説総選挙」を5月にネット上で行った。 6月2日に発表された結果は、1位が「暴君討伐説(信長非道説)」、2位に「秀吉黒幕説」、3位が「怨恨説」。「暴君討伐説(信長非道説)」は、光秀が信長の残虐な行為を許せず、正義のために討ったとする説で、投票者からは「私利私欲のためだけで謀反を起こしたのではないのでは」等の意見が寄せられていたという。 今回の投票は、日本全国から海外まで実に3万5000票以上が集まった。投票者の9割は抽選で当たる「本能寺の変お知らせハガキ」にも申し込んでおり、倍率は240倍以上になったとか。この「本能寺の変お知らせハガキ」は、Twitter上で作成されたネタ画像を正式にパロディグッズとして採用したもの。実際の届出ハガキのように圧着ハガキとして作成されており、細部まで拘った仕上がりになっているので一見の価値がある。 投票結果などの詳細情報は、福知山光秀ミュージアム公式サイトの専用ページで確認できるので、興味のある人は見てみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)関連URL「本能寺の変 原因説50 総選挙」#HNG50 ~おうちで光秀ミュージアム~【投票は終了しました】https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/site/mitsuhidemuseum/hng50.html
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ミステリー 2020年05月31日 23時00分
新型コロナのパンデミックで、「お化けを見る」人が増えている?
25日に新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除され、休業要請も段階的に緩和される運びとなった。次第に町に人が戻って来ているが、経済的な影響は非常に大きく、今まで通りの生活に戻るまでは、まだまだ課題も大きいと言われている。 新型コロナウイルス感染症の拡大による都市封鎖や外出自粛要請は、世界的に行われていることだが、出勤する代わりにテレワークしたり、休業している人々から、「家にお化けが出る」という報告が相次いでいる、とカナダのメディアであるCBCが報じた。 >>新型コロナウイルス感染症は聖書の黙示録で予言されていた!?<< 例えば、ニューヨーク・タイムズでは、2019年には月に数件あればいい方だった心霊・超常現象に関する読者からの投書が、新型コロナウイルス感染症での都市封鎖が増えてから、実に倍以上になっているとのこと。「家の扉がひとりでに動いた」「物がガタガタと音をたてて動いた」等の異変が家の中で起きているというものが多いという。いったいなぜ、心霊現象の報告が増えたのだろうか。実は、仕事などで家を空けている間に、超常現象が起きていたのだろうか。 しかし、海外の超常現象研究家であり、人気心霊番組のホストであるジョンE.L.テニー氏は、これらの報告のほとんどは心霊現象と関係はないものだろう、と解釈している。例えば、ドアや窓が開閉するのは、単に風や振動の可能性があるし、窓のサッシが太陽の日差しで暖められ、ラップ音のような音をたてる事もある。うめき声のような音は、どこからか吹き込んできたすきま風によるものである可能性も考えられるとして、「新型コロナウイルス感染症の関係で家にいる時間が長くなったこと、また過度な警戒心や不安、緊張状態が続いていることも関係しているのではないか」とテニー氏は語る。 なお、霊体験だけでなく、UFOの目撃例なども増えているそうだ。これは家にいる時間が増え、自由にできる時間が増したことで、「空を見る」時間が相対的に増えたことと関係しているとみられている。 テニー氏は「超常現象の報告が増えた事は過去にもありました。1999年、2000年問題の前年や、9.11テロの発生した2001年などです。いずれも社会的な変化などから、不安を抱いたり過敏になった人は不思議なものを見たり体験してしまう傾向にあるようです。それは、その人がおかしくなったという訳ではなく、不安が投影されたにすぎません。我々は我々にお化けを見せる『不安』をよく知り、付き合っていく必要があるでしょう」と、CBCラジオのインタビューにて答えた。(山口敏太郎)参考記事Haunted house reports on the rise during pandemic, says paranormal researcherhttps://www.cbc.ca/radio/asithappens/as-it-happens-the-friday-edition-1.5571716/haunted-house-reports-on-the-rise-during-pandemic-says-paranormal-researcher-1.5571882
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ミステリー 2020年05月30日 23時00分
古代中国で発明された、地震を感知する不思議な機械「候風地動儀」
現在は比較的収まっているものの、5月半ばまでは震度3、4の地震が日本各地で起きており、どこかで大きな地震が起きるのではないか、新型コロナウイルス感染症が広まっている現在、災害の避難と感染予防は両立できるのかなど、様々な議論が起きていた。そこから地震を予知する方法などが注目を集めたりもした。 先日の記事では江戸時代の人が考案した「地震予知機」と「地震預防説」を紹介した。この「地震予知機」は「地震が起こる直前に磁石が弱くなる」という現象が発生したことから考案されたもの。鉄針が磁石から離れると重りが落下、その動きに連動して上方にある鈴が鳴って地震が起きることを知らせる、という構造だった。 「仕掛けが落ちることで地震を知らせる」機械は古代中国でも発明されていた。 >>地震が起きるのを予知したい!江戸時代の「地震予知機」と「地震預防説」 << 132年、後漢の科学者である張衡は世界初の地震感知器こと「候風地動儀」を発明したという。この地動儀は500キロメートル離れた地点の地震を感知することができたそうで、八匹の龍が八方向を向いた形になっている。龍はそれぞれ口に玉をくわえており、中国のどこかで地震が起きると、その震動を受けて同じ方角を向いている龍が口の玉を落とす仕掛けになっていたという。 ある日、設置場所から見て西北方向の地震を地動儀が感知したが、人々は少しの揺れも感じない時があった。人々は地動儀が誤った結果を出したのではと疑ったが、数日後に甘粛省(中国の西方、新疆ウイグル自治区に隣接する地方)に地震が起きたという急使がきて、地動儀が正確だということが明らかになったという。 これは古代の記録であるため、どこまで正確だったのかは分からない。現代では文献から再現された候風地動儀の模型が中国の博物館に展示されている。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年05月24日 23時00分
地震が起きるのを予知したい!江戸時代の「地震予知機」と「地震預防説」
ここ数日にわたって、震度3〜4の地震が日本各地で起きている。 先日リアルライブでも紹介させていただいた、「5月11日に地震が起きる」という予言にも近かったため、未だに様々な憶測を呼んでいるようだ。 >>絶対にずれない電波時計がずれた!?「5月11日に地震が起きる」予言と電波時計<< さて、先日は「電波時計のズレや故障は地震が起きる予兆」とする説を取り上げた。確かに地震の前には異常な電磁波が伝播する事が発生するため、その影響を受けて誤作動を起こすことは考えられなくはないという。しかし、あくまで可能性の問題であり、今のところ確かな因果関係があると言える結論は出ておらず、今後も調査・研究を重ねる必要があると見られている。 ちなみに地震大国である日本では、昔から様々な地震予知の研究もされてきていた。特に江戸時代には幾度も直下型の地震が起きたため、なんとかして予知できないものかと考えられるようになったのだ。 中でも被害が大きかったものが安政の大地震で、夜間に江戸を襲った直下型地震だったため、地震と同時に起きた火災で多くの被害が出たとされている。 この地震の直前、浅草茅町の「大すみ」という眼鏡屋で、店先に展示してあった磁石に着いていた釘が落下。その二時間後に震災が起きたという報告があり、磁力と地震に何らかの関係があるのではないかと考えられるようになった。 そこで、磁石と目覚まし時計を組み合わせて作成されたものが「地震予知機」だ。仕組みは簡単なもので、地震が起こる直前に磁石が弱くなる現象を利用し、鉄針が磁石から離れると重りが落下。その動きに連動して上方にある鈴が鳴る構造になっている。これを兵学者・佐久間象山が改良したものが長野の象山記念館に現存しており、他にも国内にいくつか存在しているそうだ。骨董品の鑑定で有名な番組の「開運なんでも鑑定団」でも2回ほど登場しており、いずれも非常に貴重なものという鑑定結果が下されている。 また、幕府も蘭学者の宇田川興斎に命じて蘭書を翻訳した『地震預防説』を刊行。これによると「地震は地下に鬱伏せる電気より発するものにして、夫(か)の大気の時令節を失い、雷電空中に起ると一般の理なり」とあるため、地中深く銅製の柱を埋め込み、「越列幾的児(エレキテル)」を空中に放出することで、地震の発生を防ごうとした。これは日本初の地震予防策であるとされている。 目に見えない電気や地磁気と地震の関係性に着目していたのは、江戸時代からだったのだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年05月23日 23時00分
米軍が認め公開に踏み切った!?UFO動画とハリー・リード元上院議員
4月27日、米国防総省は海軍機パイロットが撮影した「UFO」を捉えたとされている映像3本の公開に踏み切った。この動画は2017年12月に米国防総省が発表した、秘密裏に行っていたUFOに関する調査「高度航空宇宙脅威識別プログラム(Advanced Aerospace Threat Identification Program、AATIP)」のきっかけとなった、2004年に空母ニミッツのパイロットが撮影したUFO映像を含むもの。この動画は2017年に流出、UFO研究家やメディアが発信したことがきっかけで公になった。米軍も動画とそれに基づくUFO調査を行ったことを認めていたが、流出した動画はあくまでその一部であり、「過去に流出した映像の真偽や、映像に続きがあるのかなどの臆測を取り除くため」に国防総省が保有するオリジナルの公開に至ったと発表している。 >>宇宙人はテレビの中にいた?プレアデス星人と接触していた男、ビリー・マイヤー<< この国を挙げてのUFO研究である「高度航空宇宙脅威識別プログラム」を行うよう推し進めたとされている人物の一人が、ハリー・リード元上院議員だ。彼は1982年に民主党の連邦下院議員となり、その後上院議員に転じ、2017年に任期を満了し引退している。今でも政治活動に参加することもあり、在任時から引退した現在でもなお、彼が懸念事項として政府に対策を講じるよう熱心に主張していた案件の一つが、UFO関連の問題だ。事実、前述のAATIPは2007年に発足し、数年にわたって国家の機密プロジェクトとして調査が行われるようになる。 リード氏自身は、宇宙人の存在については「よくわからない」としているが、UFOの存在に関しては強い関心を持っていた。彼は今回の動画の公開について、「国防総省がこの映像をようやく一般公開したことはうれしいが、それは表面的なものの一部にすぎない。米国はこの未確認飛行物体と我が国の潜在的な国家安全保障への影響について、真剣に科学的な見方をする必要があるものだ」と述べており、過去には「米国政府が持っているUFO情報から、我々はより多くのUFOに関する研究を行う必要があると考えている」とも語っている。 先日、米国防総省はこの動画だけでなく、UFOを目撃した米軍パイロットらの詳細な証言も情報公開した。彼らの証言では「大きさは小さくドローンかミサイル程度」「飛ぶ原理や目的が不明」という点が上がっており、むしろ米軍は「軍が確認していない謎の新兵器である可能性」を重きにおいて研究していたらしい背景が窺えるものとなっている。 リード氏がUFOを「国家の重要な案件」であるとして調査研究を行うべきと見たのも、国防面からの懸念から来る指摘だったのかもしれない。(山口敏太郎)
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