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エリザベス女王杯(GI、京都芝2200メートル、15日) 本紙・谷口は本格化著しいメイショウベルーガを指名

 中央競馬は今週から暮れの有馬記念まで7週連続のGIラッシュ。第1弾は最強牝馬決定戦「第34回エリザベス女王杯」(GI、京都芝2200メートル、15日)だ。ブエナビスタ、ブロードストリートの3歳馬と、昨年の覇者リトルアマポーラの対決に注目が集まるなか、本紙・谷口記者は上がり馬メイショウベルーガに敢然と◎を打った。

 同じ京都でも、直線の長い外回りならブエナビスタ断然! 誰もがこの固定観念に縛られる今年の統一女王決定戦だが、この舞台設定なら2冠馬よりさらにもっと、持ち味を生かせる馬がいる。4歳秋に完全本格化したメイショウベルーガが大金星を挙げる。
 前走の古都Sの直後、騎乗した武豊騎手が「信じられない脚だった」と驚いたほど、それは異次元の末脚だった。離れた後方から上がり3F33秒8の切れ味。粘り込む態勢に入っていたザサンデーフサイチを捕らえ、さらに突き放した迫力はまさに男勝りだった。しかもそのパフォーマンスを、今回と同じ京都の2200メートルで披露したところに値打ちがある。

 障害ジョッキー時代から勝負強さには定評のあった池添調教師も、自信を垣間見せた。
 「ようやく差す競馬が板についてきた。以前はハミを取らずフワフワしていたけど、チークピーシーズの効果が徐々に出てきたね。何より、蛯名(騎手)が4コーナーからステッキを入れつつ、馬込みに突っ込ませた3走前で、この馬の眠れる素質が目覚めた。前走の末脚だって、他馬が止まって見えたからな」と大変身に手応えをつかんでいる。
 フレンチデピュティ産駒のGI馬といえば、アドマイヤジュピタやエイシンデピュティなど、使われつつ頂点を極める晩成型が多い。母の父がサドラーズウェルズという配合なら、これからの伸びしろもまだまだ残っているはずだ。
 「カイバ食いがおう盛で絶好調。前走と同じ距離・コースというのも魅力だね。自分の競馬に徹して届かなかったら仕方ないが、今度はブエナも早めに前を捕まえにいくはず。その後から忍び寄る展開になれば…」
 乾坤一擲(けんこんいってき)、最高潮に仕上がったベルーガの鬼脚に懸ける!

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