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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(3/21中山・3/23阪神)

 先週ピックアップした2頭。中山デビューの注目馬・ステラストリームは、ゲートは出たものの行き脚がつかず後方5番手位置取り。道中は無理にポジションを上げることをせず折り合いに専念。800mから1000mにかけて急激にペースが上がりながらも追い上げて行き、4コーナーでは先頭に取りつくが、終始大外を回ったことで直線では流石に伸びあぐね6着。まだ緩さがあった状態で、最後もパタリと止まることもなく素質の片鱗は見せた。ピリッとしてくればすぐにでも勝ち上がるだろう。阪神デビューの注目馬・ネオジェネシスは、好スタートから馬なりのままポジションを取り、好位4番手の位置取り。道中はすんなり折り合いがつき流れに乗る。3コーナー手前からポジションを上げ 2番手へ。抜群の手応えで直線へ向き追われるとグングン加速し、残り100mからは持ったままで4馬身差の圧勝。上がりも唯一の37秒台で最速。ここでは力が違った。上のクラスでも即通用。

 今週でいよいよ現3歳世代最後の新馬戦となる。現3歳世代最後の中山デビューの注目馬は、3月21日(祝)第4Rダート1800m戦でデビュー予定のダノンジャガー。馬名の由来は「冠名+ジャガー。ジャガーのような素早い動きを期待して」。牡、鹿毛、2011年5月1日生。美浦・萩原清厩舎。父スペシャルウィーク、母メジロプレスト、母父メジロライアン。生産は洞爺湖町・レイクヴィラファーム、馬主はダノックス。2012年セレクトセール1歳市場において2520万円で落札された。母の全兄には98年天皇賞(春)(GI)を制し、重賞7勝を挙げたメジロブライト(父メジロライアン)や、00年朝日杯3歳S(GI)を制した半兄・メジロベイリー(父サンデーサイレンス)がいる。本馬は骨太ながっしりとした馬体をしている。中殿筋から半腱半膜様筋には密度の濃い逞しい筋肉が付いているが、それ以上にヨロの筋肉は発達していてパワータイプ。頸や胴は長く、脚長の馬体は長距離向き。如何にもパワフルな馬体の造りからダートの方がベターだとは思うが、力のいる馬場なら芝でも。なお、横山典弘騎手が騎乗予定。

 阪神デビューの注目馬は、3月23日(日)第4Rダート1800m戦に出走予定のビーイノベイティブ。馬名の由来は「変革を起こせ」。牡、鹿毛、2011年4月29日生。栗東・藤原英昭厩舎。父クロフネ、母ビーポジティブ、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はサンデーレーシング。愛馬会法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額4400万円。全兄には芝で4勝を挙げ、12年ジャパンダートダービー(JpnI)でハタノヴァンクールの2着に入った芝・ダート兼用馬トリップ(父クロフネ)がおり、祖母フェアリードールからなる一族は、01年エリザベス女王杯(GI)を制し同年ドバイWC(GI)で2着したトゥザヴィクトリー(父サン デーサイレンス)を筆頭に活躍馬がズラリ。本馬は幅があり、どっしりとした重量感たっぷりの馬体をしている。トモには良質な筋肉がついており、繋ぎは立ち気味で芝よりはダートか。大型馬で初戦からというタイプではないだろうが、乗り込み量は豊富で動ける状態。まだ成長途上で兄弟に比べて完成は少し遅めだろうが楽しみな一頭。なお、エドワード・ペドロサ騎手が騎乗予定。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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