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キャバ嬢が生まれる瞬間(40) 〜生活を夜型に変えたかった明子〜

五十嵐明子(仮名・27歳)

 私は子供の頃から太陽の光が苦手だった。身体が弱いというわけではなく、1日の始まりを表す日の出とかを見ると、とにかく憂鬱になる。眩しい光も嫌い。だから太陽が出ている時はできるだけ外に出たくない。でも数年前まではOLやってたから、仕方なく毎朝起きてたんだよね。いつも7時30には家を出て、満員電車に揺られる日々。そんな毎日が嫌になって夜の世界へ足を踏み入れた。

 それとキャバクラで夜メインの生活へ変えたのは朝ドラを見たいという理由もあった。録画して見ればいいと皆は思うかもしれないけれど、ツイッターや2ちゃんねるなどの反応を確かめながらネットで実況するのが楽しい。あとドラマ終了直後に放送されてる『あさイチ』でのV6・イノッチのリアクションも見たいからね。そこまで含めて私の朝ドラだから。最近は朝ドラを見てから寝て、夕方に起きるという感じかな。あと世の中の割合的には明るい時間に働いている人が多いわけでしょ。だからこそ、多くの人が働いている時に眠れるってのはうれしいね。

 ただ気をつけなければならないのが、夜型生活になることでの肌へのリスク。やっぱ生活が不規則だと肌は荒れやすいし、健康にも悪い。キャバクラという仕事を行う上で、美しさを保つのは必須だから、ケアに関しては手を抜かないように、とにかく気をつけている。

 キャバの仕事に特に不満もないし、今の生活には満足しているんだけど、今後ただ1つだけ不安なことがある。それはもしも社会人と付き合ったらどうしようってこと。同僚のキャバ嬢で、サラリーマンと付き合う人も珍しくないのだけど、すぐに別れてるんだよね。やっぱキャバをやってると夜型人間だから、相手とプライベートな時間が全然合わなくなる。同棲でもすれば、顔を合わせる機会が増えるかもしれないけど、それもなかなか難しいから。だからもし付き合うなら、同じ夜型の人か、時間に融通が利く人がいいな。まあ相手の年収次第ではすぐにキャバを辞めてもいいんだけどね。それまではこの道でがんばっていきます。

(取材/構成・篠田エレナ)

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