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アントニオ猪木IGF会長が“八百長力士”に門戸開放! 4・28東京ドームシティで元若麒麟の鈴川真一が“K-1の番長”ジェロム・レ・バンナと激突!

 アントニオ猪木IGF会長が、八百長関与認定で角界を追われた元力士たちに対して、全面的に門戸開放する意向を示した。

 4月16日、都内で会見した猪木会長は、「辞めた相撲取りのみんなが、特技を生かせる世界がある。我々がプロレスラーにできればと思っている。プロレス向きの人もいると思う」とラブコール。

 猪木会長自身は角界とのホットラインはないが、IGFには幕内まで務めた元若麒麟の鈴川真一が所属する。その鈴川は大麻取締法違反(所持)で、日本相撲協会を解雇されて、いまだ執行猶予中の身の上。それでも、本人の努力で今やIGFのエース的存在にまで成長した。

 鈴川は自ら八百長関与を潔く認めて引退した元幕内・千代白鵬と、電話で話したことを明かし、「誘ったら、来るといっていた」と4・28東京ドームシティホール(旧:JCBホール=以下、東京DCH)大会への来場を明言。千代白鵬は16日に都内のホテルで断髪式を行って、マゲとも決別。「もう角界の人間ではない」と語っており、プロレス入りには何の支障もない。また、鈴川は「興味がある人もいます。何人か見に来る人もいると思います」と、千代白鵬の他にも八百長関与力士の来場を示唆。これに猪木会長は、「全員連れてくればいい」と乗り気で、彼らのIGF入団も現実味を帯びてくる。

 なお、鈴川は4・28東京DCHでのIGFチャンピオンシップ・トーナメント1回戦で、“K-1の番長”ジェロム・レ・バンナと激突することが決定。FEGの経営難のため、長島☆自演乙☆雄一郎、佐藤嘉洋、HIROYAら、K-1を主戦場とする選手たちは、次々にヨソのリングに仕事場を求めざるを得ない状況。今度はついに大物外国人選手のバンナが、プロレスマットに足を踏み入れる。バンナは昨年大みそかの「Dynamite!!」で総合ルールに挑み、石井慧に判定で惜敗。過去には、あの安田忠夫(引退)と総合マッチで対戦した経験もある。初のプロレス挑戦となるが、鈴川にとっては侮れない相手。鈴川は「石井は判定勝ちだったが、それには負けられない」とKO、一本での勝利を宣言した。
(ジャーナリスト/落合一郎)

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