ところで、単勝馬券を買うと、まずその馬が勝てないという方がいませんか。実はいました。ご本人がこれを自慢しているのです。実は先週のTBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」は、ゲストがタレントの野々村真さん。この方は実にユニークな方で「僕が単勝馬券を買うと、必ずその馬は負けるんです」というのです。
それじゃということで、エリザベス女王杯の予想の段で「カワカミプリンセスはきませんよ。だって単勝を買っておくから」と公言。結果は見事(?)に予言通り。友人である大魔神こと佐々木主浩元投手などは、彼にウインズに行って馬券を買ってくるように指示し、それを除外して買うとか。いやはや新しい馬券の買い方を、知ったような気がしました。
さて、土曜日のメーンは「東スポ杯2歳S」。来年のクラシックを目指して、期待の2歳馬のお披露目レースです。ところが、昨年1、2着のフサイチアソートにスズジュピターはともにこの後、不振。
一昨年の優勝馬フサイチホウオーも、クラシックを迎えた途端に大不振。3年前、2着に粘り込んだメイショウサムソン。この馬の名前だけがひと際光っています。
で、今年も難解な一戦ですが、ここは大いに楽しみにしている馬がいます。マッハヴェロシティです。というのも、新潟のデビュー戦で、クラシック級の逸材といわれるガンズオブナバロンを破った好素材なのです。当時、外回りの芝1800メートルで、ナバロンと馬体を併せて先行。いったん、ナバロンが先頭に出たのですが、新馬離れした二枚腰と勝負強さで競り落としました。驚いたのはラスト3F33秒1。2着だったナバロンは2戦目の未勝利戦を独走。レコードで走って、アッといわせました。
前走の新潟2歳Sは、不良馬場に変化した最悪のコンディション。そこでモマれてしまう形。それでも、大崩れしなかったのはさすがです。今回は新馬戦と同じ左回りの芝1800メートル。自慢の先行力とガッツで一角崩しができるとみています。