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エリザベス女王杯(GI、京都芝2200メートル、15日) リトルアマポーラ 連覇へ向け、こん身の仕上げ

 昨年の強さを思い出せ。秋の統一女王決定戦「第34回エリザベス女王杯」(GI、京都芝2200メートル、15日)の追い切りが今朝(12日)、栗東トレセンで行われ、リトルアマポーラが急上昇を印象付けた。ブエナビスタ断然ムードだった前日までとは一転、昨年の女王ががぜん対抗勢力として浮上してきた。3歳馬にはない大人の女の豊富なキャリア。それを武器に連覇を目指す。

 昨年の女王リトルアマポーラがメラメラと燃えている。春はマイラーズCが7着、ヴィクトリアMも6着と不完全燃焼に終わった。だが、秋に入り本来の姿を取り戻した。春とは見違えるような状態に仕上がってきた。
 前哨戦の府中牝馬Sこそ5着に終わったが、先行馬が総崩れした中、好位付けから掲示板を確保した。
 「春はいまひとつの状態が続いていた。でも今はいい感じのころのデキに戻っている。昨年と同じぐらいの状態で出走できる」。影山助手も得意の秋を迎えて完全復調を宣言した。

 3歳だった昨年は挑戦者の立場だったが、カワカミプリンセスなどの古馬を撃破。この勝利で、混とんとしていた最優秀3歳牝馬のタイトルを手繰り寄せた。円熟味を増した今年は女王として迎え撃つ立場になるはずだった。しかしブエナビスタという超強力3歳馬が連覇の青写真に立ちはだかる。
 ただ、両馬はタイプが違うだけに、展開次第では波乱を呼ぶことも十分可能だ。切れ味のブエナに対してリトルの武器はしぶとさ。クィーンスプマンテやテイエムプリキュアが激しい先行争いを繰り広げそうな今回、自慢の持久力を最大限に生かせる場面があるはずだ。
 「競馬のしやすいタイプなので乗りかわりはまったく問題ない。メンバーはそろっているけど、今年も立ち回りひとつでチャンスが十分あると思いますよ」
 内田騎手からスミヨン騎手へ。超一流ジョッキーが次々乗ってくるのも、それだけ脈があるから。紅葉が本格化する秋の京都。山吹色に染まる景色が、アマポーラを再び覚醒させる。

 【最終追いVTR】スミヨン騎手が騎乗してポリトラックで6F79秒1→64秒6→51秒5→36秒9→11秒5(強め)の好タイムをマーク。前走に比べると、トモの送りに力強さが出てきた。追ってからの反応も鋭くなり、シャープな伸びでゴールを駆け抜けた。

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