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【声優の履歴書】第28回 ドラゴンボール・ブルマ役でおなじみの鶴ひろみ

 声のお仕事である『声優』。顔の見えない裏方のお仕事でありながら、近年はアイドルとの垣根がなくなって来ており、バラエティー番組や、歌番組などに出演することも珍しくなく、注目度が増している職業である。そんな人気声優をフィーチャーするこの連載。第28回目としてお届けするのは鶴ひろみ。

 小学2年生の頃に劇団ひまわりに入団し、小学3年生の1968年に、国際放映による特撮ドラマ『コメットさん』でデビュー。翌年には、SFオムニバスホラー番組『恐怖劇場アンバランス』や、『チャコとケンちゃん』に出演。また、雑誌の表紙や子供服のファッションショーに出演するなど順調にキャリアを積んでいった。

 だが、目標としていた女優達から嫌がらせを受けたり、顔出しの仕事にあまり自信がなかったことから、徐々に声優の仕事でシフトしていき、高校3年生だった1978年に、世界名作劇場・TVアニメ『ペリーヌ物語』のオーディションに合格し、主人公・ペリーヌ役で声優デビューを果たす。そして1982年のTVアニメ『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』のレビ役のオーディションに受かったのをきっかけに、声優の仕事をメインとし、事務所も芸能事務所・砂岡事務所から、現在所属している声優事務所・青二プロダクションへ移籍した。

 声優デビュー当初は、『ペリーヌ物語』ペリーヌ役をはじめ、大人しい役柄が多かったのだが、TVアニメ『きまぐれオレンジ☆ロード』鮎川まどか役をきっかけに、国民的人気を誇るTVアニメ『ドラゴンボール』シリーズのブルマ役や、TVアニメ『それいけ!アンパンマン』のドキンちゃん役、TVアニメ『GS美神』美神令子役などの気の強い女性を数多く演じており、一方で『みゆき』鹿島みゆき役、『タッチ』西尾佐知子役、『陽あたり良好!』関圭子役など、あだち充原作の作品の常連でもある。

 思い入れの深い役の中の一つに『ドラゴンボール』のブルマ役をあげており、2009年の『ドラゴンボール改』で再びブルマを演じた際には、アニメ終了から13年たってもなお変わらぬ「ブルマ」を披露し、今年公開された映画『ドラゴンボールZ 神と神』でも、その演技力の高さは健在であった。

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