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TBS『南極物語』特集の演出が物議「ちゃんと説明して」「お涙頂戴に力入れすぎ」肝心な部分がわからず不満の声

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画像はイメージです

 2日放送された『ワールド極限ミステリー』(TBS系)で、ある実話をもとにした再現VTRが紹介されたのだが、その描き方にツッコミの声が寄せられている。

 この日特集されたのは、1950年代、日本が南極観測の際に連れて行った兄弟犬、タロとジロの物語。越冬隊の荷物を運搬するため、彼らを含む19頭の犬を参加させたのだが、厳しい悪天候を前に越冬隊は帰国。

 この後、引き継ぐはずだった第2次越冬隊も上陸を断念することになり、結果的に犬たちは、南極で鎖につながれたまま放置された。1年後に再び訪れた時、生きていたのはタロとジロだけだったというエピソードだ。

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 今回、番組が掲げたポイントは「なぜタロとジロは生き延びていたのか」ということ。さらに、「実はタロとジロ以外に、もう1頭、リーダー犬であるリキも生きていた」という2つだった。

 そんな犬達の世話係を当時任されていたのが、研究員だった北村泰一氏。彼は約60年後の2018年、ある新聞記者から取材を受けた。番組は、北村氏がその頃の想い出を語っていくという構成でVTRが進められていた。もちろん北村氏も記者も再現役者が演じている。

 リーダー犬のリキは、鎖をどうやって外したのかは定かではないが、彼らを100キロ以上離れた、食料が置かれている場所に連れて行き、エサとして食べさせるなど、生きるのに必要な栄養を与え続けていたのだとか。

 ここで新聞記者が「どうして生き残ったのはタロとジロだけだったんですか?リキはどうして?」と聞くと、北村氏はなぜか顔を伏せ、泣き始めた。この後、極寒の南極の映像に戻り、「リキは7年の生涯に幕を閉じた」というテロップだけが記されていた。

 今回のVTRには、ネットで「感動した」という声の一方、リキがどうして死んだのか説明されずに美談に仕立てようとしている演出に疑問の声が。

 「何も語られてなくない?なんで死んじゃったの??そこでめっちゃ冷めたんだけど。番組スタッフお涙頂戴編集に力入れすぎて忘れた?」「リキはなぜ死んだんだよ。ちゃんと説明してくれ」「死因を分かってるかどうかも含めてなぜおっさんの泣き顔で終わらすの??」「て言うかリキがなんで死んだのか、そこ一番大事じゃん根拠が無いと本当のことかどうかすらわからないじゃん所詮バラエティ番組ね」といった意見が寄せられた。

 この実話は1983年、高倉健主演の映画『南極物語』としてヒットしたが、「今だったら動物虐待」「置き去りにされた犬がかわいそすぎる」「2匹生きてたから感動物語にされてるけど、人間のエゴによって引き起こされた悲劇」とツッコミも見られた。

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