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運転中の85歳男、自転車に乗る8歳男児と衝突し逃走 「ブレーキを踏むことが出来ずに進んだ」の言い訳に怒り

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画像はイメージです

 大阪府岸和田市で、85歳の男が自動車を運転中、自転車に乗る8歳の男児と衝突し、怪我を負わせたにもかかわらず逃げたとして、逮捕されたことが判明。その行動と言い訳に怒りの声が上がっている。

 男は28日午後6時すぎ、岸和田市の交差点で自動車を運転中、8歳男児が乗る自転車と衝突。男児が頭を打つなどの怪我を負ったにもかかわらず、救護活動をせず、200メートル先の自宅に逃げ込んだ。

 >>92歳女性、自動車を運転し4台を巻き込む事故 高齢者の免許返納が進まない現状に憤りの声も<<

 警察は通報した女性のドライブレコーダーを確認し、85歳の男を特定。29日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)及び道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。警察の取り調べに対し、男は「ぶつかって止まらなければならないとは思ったが、すぐにブレーキを踏むことができずに進んでしまった」と話しているという。

 男の行動と言い訳に、「意味がわからない発言をしている。こんな人間が免許を持ち、車を運転していることが信じられない」「免許更新の講習が全く機能していない」「いい加減免許の年齢制限を設けてほしい」と怒りの声が上がる。

 また、「家族は何をしていたのか。85歳の老人に運転させれば、事故になることくらいわかるだろ」「75歳で強制失効、その後もう一度試験を受けさせ、学科・実技で所定の点数を挙げたもののみに運転させるべきだ」「老人に若者や子供を殺される世の中にしてはいけない」と、高齢者の免許制度に憤る声も多かった。
 高齢者運転の自動車が暴走し、若者や子供を殺す事件は多々発生しているが、対策が進んでいるとは言えない状況だ。

 2019年4月に東京・池袋では、運転していた旧通産省工業技術院・飯塚幸三元院長(89)が運転する車が暴走し、当時31歳女性と同3歳の女児を轢き殺す事故が発生している。この事故では、飯塚元院長が「フレンチの予約に遅れそうだった」と極めて自分勝手な理由で車を暴走させた上、「ブレーキの性能がおかしい」という趣旨の発言を繰り返しているが、警察は同氏を逮捕せず、その対応に批判が集まった。結局、飯塚氏は書類送検、起訴されたが、今後収監されないことが予想されている。
さらに、高齢者の自動車運転についても明確に禁止する法律などはできていない状況だ。

 今回逮捕された男も、「止まらなければならないとは思ったが、すぐにブレーキを踏むことができずに進んでしまった」と責任を転嫁するような発言をしている。悲劇が繰り返されないよう、早急な対策を望みたい。

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