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91歳のタクシー運転手も 2019年多発した高齢者の交通事故3選

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画像はイメージです

 2019年は高齢者による重大交通事故が社会問題化。免許の剥奪や、高齢者専用の免許制度の創設などが議論された。

 今回はそんな2019年の重大交通事故について振り返ってみたい。

・池袋自動車暴走事故
 2019年4月、東京・池袋の路上で車が暴走。青信号で横断歩道を渡っていた親子2人が跳ねられ死亡し、9人が負傷した。

 この車を運転していたのは、飯塚幸三旧通産省工業技術院元院長(88)。重大事故を起こしたにもかかわらず逮捕を免れたうえ、事故後の取り調べで「ブレーキが戻らなかった」と、自動車の性能が劣っていたという「責任逃れ」と取れる供述をする。

 結局、ブレーキに異常はなく、飯塚元院長の過失運転であることが確定。事故の怪我から入院し、退院したが飯塚元院長は逮捕されず、「上級国民は逮捕されないのか」と国民の怒りが爆発した。

 その後、飯塚元院長は11月に書類送検されたが、TBSの取材に対し、「安全な車を開発するようにメーカーの方に心がけていただき、高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしいと思っております」と話し、全く反省している様子を見せなかった。

・神戸バス死傷事故
 池袋事件からわずか数日後、神戸市営バスの運転手(65)が、JR三ノ宮駅の停留所からバスを発車させた際、アクセルとブレーキを踏み間違え、パニックに陥り車を暴走させ、青信号の横断歩道に突っ込み、6人を死傷させた。

 この事故は池袋と異なり、容疑者の運転手は直ちに自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で逮捕され、扱いの違いも議論を呼ぶ。

 運転手は今年10月、禁錮3年6か月の実刑判決を受け、神戸市営バスを解雇されている。一方、飯塚幸三氏は未だに収監すらされていない。

・91歳タクシー運転手が事故
 2019年7月、川崎市の路上で、91歳が運転するタクシーが、呼び止めようと中央分離帯を出て車道に出た男性を跳ね、死亡させた。91歳の運転手はまもなく自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで現行犯逮捕されたが、約7時間後に釈放された。

 この事故では、91歳の男がタクシー運転手として勤務していたことに驚きが広がる。91歳は行き過ぎしても、高齢なドライバーが多いことに、不安を覚えるネットユーザーが続出した。

 未来ある人々が、高齢者の「ミス」によって犠牲になる。そんな事故をこれ以上起こしてはならない。早急な対策が求められる。そして、事故を起こした人間については、「公平に」裁かれなければならないはずだ。

文 櫻井哲夫

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