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痛み悩みの相談室 ぎっくり腰の予防法

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提供:週刊実話

 ドイツでは、「魔女の一撃」と魔女に後ろから腰をガツンと叩かれたという意味のドイツ語で表現される「ぎっくり腰」(急性腰痛症)。かがんだ時や、かがんでから腰を伸ばす時、物を持った瞬間などに急に起こる腰痛です。このぎっくり腰は「ケガ」だという認識がとても大切です。足首を捻って捻挫したのと同じ状態と考えると分かりやすくなります。最初は原因が分からないことが多いので、まずは消炎鎮痛薬の貼り薬や飲み薬、コルセット、温熱療法、腰部の筋肉や椎間関節のブロック注射などの療法で痛みを軽減します。

 原因が必ずしも分からなくても、痛みが収まれば、治ったと考えてよいのです。ただ、足首を捻挫した時を想像していただければ、2〜3日では治らず、2〜3週間以上かかることがあり、多少時間が必要です。

 ぎっくり腰は予防法も存在します。私は同じ姿勢を長く続けた時は、腰を軽く左右前後に動かしてから動き出すことを習慣化しています。また、腰やひざのケガを防ぐため、動き始めに少しだけ「間」を置くことも心がけています。

 例えば、床に落ちた物を拾う時は、すぐに動かず、0.5秒ほど間を置いてから拾います。信号で青が点滅してダッシュする時にも最初少しだけゆっくり走り、その後ダッシュします。また、ぎっくり腰と思って診察を受けたら、骨折の場合もあります。痛みが強ければ一度整形外科でレントゲン検査を受けましょう。

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監修/井尻慎一郎先生
井尻整形外科院長。医学博士。著書・監修書に『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(創元社)、『筋肉のからくり 動かし方を変えるだけでコリと激痛が消える!』(宝島社)などがあるほか、論文、講演、テレビ出演などで活躍中。井尻整形外科HPはhttps://ijiri.jp

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