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雛型で人体が健康に?ツボや経絡の不思議

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 日本にはあるモノに対して発生する事象を、もっと大きな単位で発生する事象の先触れ(雛型)とみなす“雛型思想”がある。雛型とは見本・模範・手本という意味であり、何らかのサンプルを意味する場合がある。また、雛型思想は日本のみならず、アジア各地でも様々な側面で確認することができる。
 人体においても、雛型思想の体現がなされているのはお気づきだろうか。これは筆者が鍼灸やマッサージを受けている時に気が付いたことなのだが、人体におけるツボや反射区が雛型の仕組みになっているのだ。

 例えば、ダイエットに効果があると言われている耳ツボの配置は、母親の胎内で丸くなっている赤ちゃんの体のようになっており、耳の下側に頭部のツボが集中し、舌、肺、胃、腸と各ツボを辿っていくと、頭を下向きにした胎児の姿が浮き上がってくる。つまり、我々の耳に展開しているツボは、胎児の体に該当する雛型なのだ。

 他にも、台湾でスイス人神父が始めた足の裏マッサージにも、雛型思想が見て取れる。足の裏の場合は、ツボではなく反射区と呼ぶ部位があって、体の各部所と相対していると言われている。この反射区を指や器具で押したり、揉んだりすると体全体が良くなると言われているのだ。

 まず、親指に脳の反射区があり、踵の方に下るに連れ、「目」「肩」「胃」「腸」「膝」と続いていく。つまり、足の裏の反射区は、小さな人間が立っている形になっている。このように人間の体というものは、小さな人体の雛型が集まって構成されているように解釈できるのだ。そう意識すると、街中で見るツボマッサージ系の看板が神秘的なものに見えてくるではないか。
(山口敏太郎)

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