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地デジ化目前で千秋楽前に優勝決まった大相撲に胸なで下ろしたNHK

 大相撲名古屋場所(愛知県体育館)は14日目(7月23日)で、初日から13連勝していた大関・日馬富士(27=伊勢ヶ濱)が、12勝1敗で追っていた横綱・白鵬(26=宮城野)を寄り切りで破り、24日の千秋楽を待たずして、09年5月の夏場所以来、2度目の優勝を決めた。史上最多の8連覇を目指した白鵬の夢はついえた。

 この14日目での優勝決定に、相撲中継をしているNHKが、ホッと胸をなで下ろしたというのだから穏やかではない。

 この結果、千秋楽は単なる“消化相撲”となることが決定した。興行として理想的だったのは、白鵬が日馬富士を下したケース。そうなれば、両力士ともに13勝1敗で並び、優勝争いは千秋楽に持ち越される。NHKも視聴率的には、その方が数字が取れることはいうまでもない。

 それでは、なぜNHKが、この結果を歓迎したかというと、地デジ化だ。被災地の宮城、福島、岩手を除く44都道府県では、24日正午をもって、アナログ放送が終了し、地上デジタル放送が開始。この地デジ化を目前にして、まだ地デジへの対応をすませていない視聴者からNHKへ、「テレビが見れないなら受信料を返せ」という苦情が殺到したという。その地デジ未対応の視聴者のなかでも、相撲ファンからは「大相撲の千秋楽が見れない」という悲鳴ともいえる泣きが多数入ったというのだ。

 しかし、千秋楽前に優勝が決まったため、NHK側は該当する相撲ファンからの苦情が減るとみている。本来なら、千秋楽に持ち越してもらいたかった優勝争いだが、14日目での終戦に安どしなければならないとは、なんとも皮肉な話だ。
(落合一郎)

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