波田は2004年、日本テレビ「エンタの神様」でギター侍のネタを披露し、大ブレイク。テレビや雑誌に引っ張りだこで、「○○斬り!」「残念!!」「って言うじゃない」のセリフは瞬く間に世間に広まった。2004「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補50語に3つともノミネートされるなど活躍ぶりは凄まじく、著書「ギター侍の書」は約10万部、CD「ギターの侍のうた」は約25万枚を売り上げるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、しかし、徐々に人気が減り、テレビでの仕事も激減。すっかり見ることはなくなっていた。
そんな波乱万丈なお笑い人生を歩んできた波田は、「イタ過ぎてひとりぼっちになった」という自身の失敗を説明。「そもそも人に興味がないんすよー!」「俺って感情のないサイボーグ人間なんすよー!」「不良って大嫌いなんすよー!」「家にAKB48の柏木由紀ちゃんがロケに来たことありますから!」など波田のイタい発言集が紹介されたが、この発言の裏には「舐められたくない!」という強い想いがあるという。他人から極度にイジられることに抵抗感を持つため、「イジられるの怖いです」と本音を告白した。
また、番組ではある芸人の発言を紹介。「ナポレオンよりさらに15分寝ない男です」「テレビを追うんじゃなくてテレビに追われるヤツになってみよう!」「僕はひな壇に座らないって決めました」「日本のウォルト・ディズニーになる!」と波田が読み上げると、平成ノブシコブシの吉村崇は「西野じゃねぇかよ!!」と指摘し、大爆笑をとった。
波田は「芸能界で僕よりイタい人見つけました」と語り、「この方黒帯です」とリスペクト。ゲストで出演したDA PUMPのISSAも「師範だよ」と頷いていた。
しかし、波田が西野を持ち上げるのはこれだけではなかった。成功した人は説得力が違うと説明した波田。ソフトバンク社長・孫正義の「地球の反対側の小さな女の子を微笑ませることができればそれに勝る幸せはない」、メジャーリーガー・イチローの「(ファンに)ついてこれるものなら、ついてきてみろ」などを紹介。そして、ここでも西野を例に挙げた。「ニューヨークで絵の個展を開き、独演会で何千人も集めて努力をしてて、今圧倒的な結果を残そうとしている。僕とはぜんぜん違う」と説明し、「だからまさにお笑い界の孫正義」と持ち上げた。
一瞬スタジオが静まる中、オードリーの若林正恭から「イジってますよね!?」と確認されると、「ハイ」と返答。スタジオは爆笑だった。
いつなんどきでも話題に挙げられる西野。ある意味凄すぎるのではないだろうか。