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宅惨敗、羽柴善戦の怪を読み解く

 政策どうこうではなく、名前だけでそれなりの票を集めてしまう“イロモノ候補”の明暗がくっきり分かれた。その要因のひとつに、有権者が求めるものを読みきれたか読み違えたかがある。
 羽柴氏は、城を模した豪邸に住み、選挙とあれば出馬して武将の甲冑を着込んで選挙戦に挑む異例の存在。今回はYシャツの右襟に漢字で名前を刺繍する趣味の悪さをみせつけた。しかし夕張市の有権者は、羽柴氏の外見よりも好き勝手できるまで財をなした本業の経営手腕や何度でも出馬する情熱に期待した。善戦はそう分析できる。
 「電車男」や「メイド喫茶」など萌え文化が社会的に認知されたタイミングでありながら、宅氏は惨敗した。渋谷の有権者は「萌えの街」にしたくなかったわけだ。空気を完全に読み違えた。

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