西野はAKB48の14期生として同グループに加入。2013年には若手の将来を期待されたメンバーで結成されたユニット「てんとうむChu!」にもなった。同ユニットに選ばれたことでもわかるように、西野は初期から猛プッシュを受け、同期の小嶋真子、岡田奈々らとともに、“三銃士”とも呼ばれていた。西野自身も得意なバラエティ番組で、それなりの活躍はみせていた。
しかし、西野が運営の期待通り、活躍できたかどうかは微妙だ。総選挙の順位もランクインした第6回が62位、第8回が61位。決して高順位というわけではない。結局、次世代のエース候補として、運営からの猛プッシュは受けたものの、成功したとは言えないだろう。
「本来の運営側の希望であれば、西野は今頃、センターとまでは言わないまでも、選抜常連メンバーに名前を連ねていて欲しかったはず。世代交代を意識してプッシュしたが、運営の思い通りにはならなかった」(アイドルライター)
前田敦子や大島優子が覇権を争っていた時代を考えれば、現在のAKB48は失速してることは誰の目に見ても明らか。その大きな要因は世代交代の失敗とも言われている。猛プッシュされた三銃士の一角の卒業は、その失敗の象徴とも見ることができるだろう。