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【放送事故伝説】人気番組のスタッフがコカイン所持で逮捕!後、打ち切りへ

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画像はイメージです

 俳優・ミュージシャンのピエール瀧容疑者がコカイン所持の容疑で逮捕されてから早くも1週間が経過した。現在も映画・テレビ業界では混乱が続いており、作品の公開延期、出演シーンの一部差し替えなどの対応に追われている。

 さて、今回は表に出るタレント側が逮捕となったが、芸能界で大麻やコカインなど違法薬物で逮捕されるのは何もタレントだけではない。裏方つまりはスタッフ側もコカインを所持している可能性があるのだ。

 1989年(平成元年)9月30日の朝日新聞によると、この年の8月29日までに神奈川県川崎警察署はコカインや大麻を所持していたとして、10名の容疑者を逮捕している。

 この中には、TBSの人気番組『平成名物TV』の人気コーナー、『三宅裕司のいかすバンド天国』(1989年〜1990年)の制作を務めていたフリーディレクターもおり、彼は東京都港区六本木のレストランで売人からコカイン5gを約15万円で手に入れた疑いが持たれていたという。

 当時、このニュースは芸能界に大きなショックを与え、また、『いかすバンド天国』は参加する出演者が若手バンドマンということもり、世間から「バンドマン達へ違法薬物を売っていたのでは!?」という疑惑も持たれることになり、『平成名物TV』を含む全番組が放送休止となり、TBSで制作されたスペシャルドラマの再放送で凌いだほか、三宅裕司による謝罪映像も放送された。

 なお、『いかすバンド天国』はディレクター逮捕後も放送を続けたが、その約半年後、今度は番組に関わっていた放送作家の男性が麻薬取締法で逮捕(逮捕されたディレクターの事件と関連があるのかは不明)され、さらに、番組そのものも2〜3%と視聴率が急激に下がったことから、2年弱の放送を終えてしまった。

 違法薬物の売人はタレントだけではなく、裏方もターゲットにされることを改めて証明した事件だった。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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