TVに映るから長袖を着せられ、今日は腕の生傷を見せられないの子。カメラが回ると急に「気合い」が入ってしまい、暴れまわっては自分の名前を連呼する「アニマル浜口」のような状態に。最近はサービス精神全開でいつもこんな感じ。しかしその日は、ベースの“地味メガネ君”の方が、より気合いが入っていてカッコよかった。
はじめてテレビで歌う神聖かまってちゃんを見たが、その道のりは(今日だけ)とっても長かった。
ヤングに人気の「MUSIC JAPAN」。スタートはPerfumeのあーちゃんが、女子バンドのスキャンダルと関根麻里に「振り付け」を教えるところから始まる。そして急に、名古屋のSKE48という女の子たちが、「味噌カツ!」「ういろう!」「名古屋城!」などと言いだし、次に巨乳の谷村奈南。アイドルが続くのかと思ったら、歌は上手いが、あんまり華が無い歌手たちが集まった「おいしいうたファミリー」、小林武史プロデュースだったSalyuが続く。その後、アングラ劇団みたいなキノコホテルが歌い、その前後あたりで人気声優・水樹奈々のコンサートの様子を紹介。そしてやっと今日の大物ゲスト、(40才の美肌男)T.M.Revolution。最後にHiGEという、変なバンドが出てきて、またあーちゃんのダンスで締め、来週の予告やってるし、「今日は神聖かまってちゃんは、やらないのかしら」と思った瞬間、神聖かまってちゃんの紹介が始まった。ひっぱった分、歌は長かったが、一瞬何の番組を見ていたか忘れてしまう。恐るべしNHK、30分でいくつもコーナーを挟み、歌う出演アーティストは8組。いくらCMナシでも詰め込みすぎだろう。時間制限でいろんなモノを少しずつ食べる、ランチバイキングじゃないんだから。
それでも放送後、「の子」のキョーレツな存在感が話題になって、深夜にもかかわらず「神聖かまってちゃん」のネット検索率はうなぎのぼりに。それを考えると、やっぱりNHKの影響力は大きい。今度は「カックラキン風歌番組」じゃなくて、「みんなのうた」や、朝にやってる「幼児の教育番組」あたりで使ってもらえると、ファンであるコダイはウレシイのだけれど…。
<コダイユキエ>イケメン好きの40歳独身女性記者