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トホホ! NHKのカメラマン助手が取材先の民家で財布を盗む

 NHKのスタッフがメディアに携わる者として、取材先でやってはいけない事件を起こしてしまった。

 香川県警高松北署は6月4日、取材先の民家で財布を盗んだとして、窃盗の疑いで、NHK高松放送局契約スタッフの男(25=高松市西町)を逮捕した。

 男は容疑を認めており、「飲食代に使った」と供述しているという。

 逮捕容疑は、5月7日午前9時半〜10時半頃、ニュースの取材で訪れた高松市内の地域の防災会会長の男性(73)宅で、孫の男子大学生(24)の現金約3万4000円と、クレジットカードや学生証など6点が入った財布(1万5000円相当)を盗んだ疑い。

 同署によると、男はカメラマンの助手で、同日、記者、カメラマンとともに被害者宅を訪れた。取材が終了して、いったん男性や記者らと一緒に外に出たが、家に残っていた機材の片付けに戻った際に、財布を盗んだとみられている。

 孫の男性がテレビ台に置いていた財布がなくなっていることに気づき、同13日に被害届を提出。事情を聴かれた男が容疑を認めた。

 同局によると、男は11年3月から契約スタッフとして、照明や音声などを担当するカメラマン助手を務めていた。

 同局は「スタッフが逮捕されたことは誠に遺憾で、被害に遭われた方や視聴者の皆さまに、深くお詫びします。スタッフの指導を徹底し、このようなことが起きないよう努めてまいります」とコメントしている。
(蔵元英二)

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