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軍事マニア馬込容疑者の過剰武装のナゾ

 長崎県佐世保市のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」の散弾銃乱射事件で、馬込政義容疑者(37)=自殺=が事件前日の13日に藤本勇司さん(36)ら3人の見学をクラブに予約した際、「ほかにも来るかもしれない」と電話で伝えていたことが17日、分かった。ミリタリールックで過剰武装した馬込容疑者の犯行動機のナゾは深まるばかりだ。
 馬込容疑者は犯行時、上下とも迷彩服で身を固め、軍靴に似た黒いブーツを履いてスポーツクラブを襲撃した。迷彩服の下には防弾チョッキを着用。さらに特殊部隊などが使う黒い目出し帽に迷彩柄の布をかぶせた鉄製ヘルメット、「プロテクター」と呼ばれる黒い射撃用ベストには散弾180発をしのばせていた。
 乗っていたワゴン車からは計約2700発の実包が発見された。まるで戦場で特殊作戦を遂行するかのような過剰武装である。
 そんな中、同容疑者がスポーツクラブに呼び出そうとした友人は藤本さんら3人以外にもいた可能性が浮上した。予約電話では「ほかにも」という言い方だったため、複数いた可能性もある。3人のうち殺害された藤本さんと現場に居合わせた男性(37)は馬込容疑者と中学などの同級生。佐世保署捜査本部は、同容疑者がさらに別の友人をクラブに呼び出そうとした可能性があり、動機の解明にもつながるとみて調べる。

 調べなどでは、馬込容疑者はクラブを見学するようメールや電話で執拗に勧誘。犯行の前日にクラブに電話をかけ、藤本さんら3人が14日午後6時半から見学できるよう予約したが、呼び出しに応じたのは藤本さんと男性の2人だけだった。
 馬込容疑者は約束の時間を40分回った同7時10分ごろ、散弾銃を持った過剰武装でクラブに乗り込み、乱射を始めた。一部では、散弾のほかに殺傷能力の高い単発弾(スラッグ弾)も使っていたとの報道もあり、死亡した藤本さんと同クラブのアルバイト従業員倉本舞衣さん(26)にはクマなどの大型動物に使用する単発弾を撃っているという。
 散弾銃を片手に次々と弾を替えて装填し、至近距離から銃撃した同容疑者。自宅からはライフルに装着するスコープなどの写真が掲載されたマニア向けカタログも押収されており、軍事マニアが暴走したときの怖さを思い知らされた。自宅保管できる実弾は火薬取締法で上限800発と定められているが、これを大幅に上回っていたほか、火を噴いた散弾銃も中古ならば10万円程度で入手できるという。事件の全容解明とともに、その異常な犯行態様を許さぬ銃管理体制が求められる。

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