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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(10/14) 秋華賞

◆京都11R 秋華賞

◎ジェンティルドンナ
△ヴィルシーナ
△ダイワズーム
△ハナズゴール
△アイムユアーズ

 競馬に絶対はないが、史上4頭目の牝馬3冠を目指すジェンティルドンナの視界はかなり良好だ。100回走っても99回は勝ちそうなほど強い。競馬に絶対はないが、今回は限りなく絶対に近い、そんな印象を受ける。昔からオリンピック・イヤーには後世に名を残すような馬が誕生するジンクスがある。ジェンティルで鉄板だろう。

 ただ、3冠馬誕生もドラマであるし、新女王誕生もまた同じ。フラットな視点で「牝馬3冠阻止」を振り返ると、記憶に新しいところでは09年のレッドディザイア。春2冠は2着も秋華賞では早めに先頭に立ち、ブエナビスタの猛追を抑えきった。ローズS2着からの臨戦過程はヴィルシーナと同じ。また、エリザベス女王杯が3冠最終戦だった95年以前も、ディアマンテ(76年)がテイタニヤを、タレンティドガール(87年)がマックスビューティを、ホクトベガ(93年)がベガを破った。ホクトベガに騎乗していたのは、ハナズゴールを管理する加藤和調教師だった。ドラマ性を考えると、騎手としても調教師としても「刺客」的な加藤師絡みが面白いのではないか。前哨戦のローズSを腸炎と熱発で出走取消したことから、体調が不安視されているものの回復は順調。チューリップ賞でジェンティルを一蹴した末脚は圧巻であり、流れさえ向けばチャンスはある。

 目数を絞って勝負するか、ガミにならぬよう総流しするか、どちらかだ。頭鉄板のケースではヒモが荒れることも多いので、総流しはそれなりに妙味もある。軸馬さえ来れば「あとは、なにが来てもいい」というのは、経験上、体にも良いものだ。

【馬単】(10)→(14)
【馬単】(14)→総流し
【3連単】フォーメーション(14)→(1)(9)(10)(17)→(1)(9)(10)(12)(15)(17)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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