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安倍「短命」内閣改造 小池都知事と蓮舫が国政タッグの逆襲

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提供:週刊実話

 安倍内閣の支持率が各マスコミの世論調査で30%を割り込み、いよいよ危険水域に入った。20%台に下落した内閣は早晩退陣に追い込まれることは歴史が証明している。そればかりではない。ここへ来て、自民党そのものが再び政権の座から転げ落ちる可能性もあるとの見方が、囁かれ始めているという。
 「そんな話があちこちから聞かれ始めたのは、ここ1週間ぐらいのこと。ちょうど、蓮舫さんが代表を辞めた直後からですよ。というのも、蓮舫さんが離党して小池新党に加わるのでは、といった情報が流れ始めたからなんです」(自民党関係者)
 この仰天情報に触れる前に、今回の蓮舫氏の民進党代表辞任の経緯を見てみよう。

 ご承知のように、蓮舫氏は7月27日、突然「昨日決めた」と辞意を表明した。その原因は25日、東京都議選敗退の責任を取り、野田佳彦幹事長が辞任したことが大きいとされる。
 民進党関係者はこう話す。
 「昨年9月の代表選では前原誠司元外相などの対抗馬を破り圧勝した蓮舫さんですが、代表就任直後から不満が渦巻き始めていた。その最大の理由は、幹事長に蓮舫の政治の師とも言うべき野田さんを置くという偏った人事。そもそも、政権の座を明け渡した元首相が再び要職に就くことに対しても“信じ難い”との声は多かった」
 野田氏に“おんぶに抱っこ”状態の蓮舫氏に党内からは「新しい民進の姿を求め蓮舫を担いだ意味がない」と激しい反発が起きた。特に当時、幹事長職を狙っていた旧社民党系の赤松広隆元農相などは、いち早く赤松グループで“蓮舫代表”の流れを作っただけに、その身勝手な人事にブチ切れたという。

 そんな不満が蔓延した状態での船出となった蓮舫代表だったが、自らの二重国籍疑惑も相まって“安倍一強”に翻弄され続けた。加えて都議選では、自らの選挙区も含まれているにもかかわらず7議席から2議席減らすという屈辱。
 「ゼロ議席は回避したものの、選挙前から相次いだ離党者に歯止めをかけられなかった責任を考えれば、代表辞任は妥当でしょう。蓮舫さん本人に続投の意欲はあったようですが、後ろ盾の野田さんがいなくなり、それに乗じて反蓮舫サイドの根回しも加わった。幹事長の受け手もなく、人事を手掛けられない状況にまで陥り、追い込まれたということです」(同)

 では、一方で飛び交う冒頭の“蓮舫離党”、さらには小池百合子都知事が国政進出のために画策しているとされる、小池新党に合流とは、いったいどういうことなのか。
 「蓮舫さんがギリギリまで代表続投の意思だったことは確かなようです。党内人事にも着手しようとした。しかし案の定、党内は内向きで互いの足の引っ張り合い。蓮舫さんは、そうなった場合の筋立てを、密かに進めていたというのです。それが、離党して小池新党へ合流するというもの。小池さんとはツーカーの仲で互いにシンパシーもある。蓮舫さん自身、小池さんを姉のようにずいぶんと慕っていますからね」(前出・自民党関係者)

 民進党関係者もこう話す。
 「一説には、蓮舫さん単独ではなく、前回の代表選で蓮舫さんを支持した細野豪志元代表代行も加わるという情報も飛び交っています」
 確かに細野氏については、7月に入り小池新党に加わるのではないか、という情報も流れている。

 小池氏が年内にも国政政党を結成することは必至と見られ、政党助成金を受けるためには、まず5人の国会議員が必要となる。そのメンバーはすでに、若狭勝、長島昭久両衆院議員に、渡辺喜美、松沢成文両参院議員の4人の名前が挙がっていたが、残る1人に細野氏が急浮上したのだ。
 「細野氏が4月に突如、代表代行を辞任した際は、地元の静岡県知事選への出馬のためと見られていたが、結局は出なかった。これは情勢を分析した結果、現職の川勝平太知事が圧倒的に強いことが分かったためです。ただし、すでに民進党内に居場所がないとされる細野氏は、最終的には自民党入りを模索しているという話がある。そのため民進党からいきなり自民党では無理があることから、ワンクッションとしての知事を考えていたともとれる。それがなくなったことで、今度は小池新党との見方が強くなっているのです」(全国紙政治部記者)

 小池新党にとっても、たとえ“腰掛け”であれ、一時は民進党内で将来の首相候補と言われた細野氏が入れば、インパクトはかなり大だろう。
 「その動きに連動しているのが蓮舫さんで、沈没船に居残るより、小池さんとタッグを組んで天下獲りに出る方向へ大きく転換したという。そこに細野さんが加わった小池新党であれば、自民党の受け皿政党としての現実味は一気に増す。すでに小池新党に移った場合、蓮舫氏を参院から衆院に鞍替えさせ、安倍首相の山口4区にぶつけたら面白いといった情報も飛び出している。それぐらいの覚悟での離党話とも聞いている」(小池氏周辺関係者)

 内閣改造でのカンフル効果を狙う安倍首相だが、早い段階での解散総選挙情報も流れる。しかし、そこには小池・蓮舫タッグの逆襲が待ち受けているかもしれない。

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