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新馬情報 阪神で注目のバラ一族が登場

【福島】
 セイコーライコウ(牡、美浦・鈴木康厩舎、父クロフネ、母ファインセイコー、日曜5R芝1200メートル出走予定)
 5月下旬から乗り込まれ、ここまで7本の時計をマークしている。「育成所にいる時から『走る』といわれていたので、早めに持ってきて調教を積んできた。まだ一杯にやっていないのがどうかだけど、動きはいいね」と鈴木康調教師。「スピードがセールスポイントだが、追ってからも味があるから、距離が延びても良さそう」と将来性込みで期待をかける。柴田善騎手で初戦Vを目指す。
 クロフォード(牝、父フジキセキ、母ストレイトフロムテキサス、日曜5R芝1200メートル出走予定)
 今週はダートコースで6F78秒9→64秒9→50秒7→37秒0→12秒1を馬なりで計時。抜群の動きで、好仕上がりをアピールした。「見ての通り。450キロくらいだが、バランスが取れていてすごくいい馬ですよ」と二ノ宮調教師。鞍上には内田騎手を予定している。

【阪神】
 ローザミスティカ(牝、栗東・橋口厩舎、父アグネスタキオン、母ロゼカラー、日曜4R芝1800メートル出走予定)
 大物感漂う素質馬が集まりそうな新馬戦のなかで、最注目の一頭。1995年のデイリー杯3歳Sを制した母に、父は名種牡馬のいわゆるバラ一族。半兄には重賞3勝のローゼンクロイツがいる。
 「いい雰囲気の馬体をしているし、走りのバランスがいい。素質を感じる。期待に応えてくれそう」と橋口調教師の思いも熱い。勝ち方次第では、早くも来春のクラシック候補に挙げられそうだ。
 ヴェラブランカ(牝、栗東・池江郎厩舎、父クロフネ、母アドマイヤサンデー、土曜4R芝1400メートル)
 先週、福島でデビュー予定だったものの除外され、阪神で仕切り直しの一戦を迎える。
 「もう十分乗り込んでいるし、除外の影響はありません。力を出せる状態です」と池江郎調教師。実際、阪神の開幕週には出走態勢が整っていただけに、何も問題はなさそう。父はクロフネで、半姉にオークス馬トールポピー、半兄には重賞3勝のフサイチホウオーがいる良血馬。ケイコの動きからも素質の高さは折り紙つきだけに、その走りに注目が集まりそうだ。

【札幌】
 メイショウグレイト(牡、美浦・小島太厩舎、父シンボリクリスエス、母メイショウオッチモ、土曜芝1200メートル出走予定)
 仕上がりの良さが目立つ。今週は芝5Fから追い切って、最後まで無理せずに馬なりでフィニッシュ(68秒8)。「本数はやっていないけど、仕上がり早で動きも素軽い。ゲートも速いので初戦向きだよ」と吉永助手。武幸騎手とのコンビでデビュー予定だ。
 サヤンクー(牝、美浦・藤沢和厩舎、父プリサイスエンド、母セクシーウィン、日曜芝1500メートル出走予定)
 名門厩舎の期待馬。追い切りでは横山典騎手が手綱を取って軽快な動きを披露(芝コース、5F67秒3)。津曲助手も初戦勝ちに向けて気合十分だ。「素直ですごく乗りやすい。追ってからの反応も良く、初戦からかなり期待できる」と自信満々だ。横山典騎手とのコンビで初戦を迎える。

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