「洋七は5年前に吉本興業を辞めて以来、業界から干されていたんです。オスカーに移籍したことで、吉本は洋七に横槍を入れられなくなった。盟友のビートたけしも応援すると言ってますからね。洋七の復帰でテレビ界は騒がしくなりますよ」(お笑い関係者)
『B&B』はデビュー当初は吉本所属だったが、東京進出のため退社。日本テレビ系の『お笑いスター誕生』で優勝しブレイク。“モミジまんじゅう!”は流行語にもなった。ところが、ブームが去ってからは仕事が激減。洋七は相方の島田洋八とともに吉本へ出戻った。
「そうこうするうち、以前から出版していた自叙伝『佐賀のがばいばあちゃん』が文庫本として徳間書店から全国発売されたんです。その後、“がばいシリーズ”は合わせて600万部の大ベストセラーになり、映画やドラマ、舞台化もされました。印税だけで5億円以上。洋七は佐賀県に“がばい御殿”を建てたんです。吉本としては他のタレントへの手前もあって、洋七に“1円でもいいから印税を入れてくれ”と頼んだんですが、拒否されて関係が悪化したんです」(出版関係者)
'07年8月に吉本とは契約終了。佐賀県に個人事務所『島田オフィス』を設立して活動を始めた。
「テレビ制作会社から仕事のオファーは来るんです。ところが、詰めの段階になると立ち消えになる。その連続ですよ。実のところ吉本とは表向きは契約終了ですが、事実上のクビだった」(前出・お笑い関係者)
洋七は友人に“オスカープロ移籍”を勧められた。
「オスカーいうたら、美女軍団でしょ。野獣みたいな男がオスカー? 初めは冗談かと思いましたよ。騙されたつもりで社長さんに会ったら、マネジメントしてくれるという温かい言葉を頂いたんで、移籍を決めました」
と洋七は移籍の経緯を語っている。
「“洋七のしゃべくりはオイラよりおもしろい”とたけしも絶賛している。吉本芸人だらけのテレビ界も変わると思いますよ」(バラエティー番組プロデューサー)
洋七のオスカー移籍は吉本の脅威になりそうだ。