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パナソニックの“逆襲”始まる CM拒否の最初の矛先はTBS?

 まず、最初の矛先はTBSか。

 パナソニックが反撃に出た。
 同社が発売したネットテレビ『スマートビエラ』のCM放送を、民放各社が拒否したためバトルが始まった。
 怒ったパナソニックは決算も莫大な赤字('13年3月期で純損失7542億円、'12年3月期は純損失7721億円)ということもあり、番組に広告提供する『タイム枠』などから撤退を決定。今後はテレビの宣伝費を大幅に減らしていく方針だ。

 具体的には、秋からTBS月曜午後8時枠『月曜ミステリーシアター』の単独提供から撤収、複数提供社の1社になることにした。
 現在は小泉孝太郎の『名もなき毒』が放送されているが、視聴率は10%とるのが精一杯で低迷しているのも要因の一つだ。
 「パナソニックの広告宣伝費は日本でもトップクラスの額。'12年3月期は746億円だったが、'13年3月期は、巨額の純損失を出したせいか111億円減らした。それでも635億円。'14年3月期はさらにその半分に減額しようとしている。『スマートビエラ』の報復措置が始まった、とテレビ関係者は戦々恐々です」(広告代理店関係者)

 パナソニックが提供する月曜午後8時枠は、かつては『水戸黄門』『大岡越前』が放送されていた伝統枠だった。1969年から2011年12月の『水戸黄門』打ち切り後も提供を続けていた。それだけに、今回の単独提供枠から複数枠への移行はTBSに対し意趣返しに出たとみてもおかしくない。
 「TBSとは今後、関係を希薄にしていくとみられている。撤廃対象はTBSラジオの一部番組や秋のゴルフ番組も含まれているそうです」(番組制作関係者)

 ドラマ『半沢直樹』の大ヒットに沸くTBS幹部も難題山積みで、今後もパナソニックの出方が注目される。

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