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【今行く映画館】168年前の実在の家計簿から、日本人の“清貧”を問う。『武士の家計簿』

 168年前の実在の家計簿からリアルな武家の“家計”に注目し、ベストセラーとなった「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」(磯田道史)を、「家族ゲーム」や「わたし出すわ」など、ユーモラスな視点で人間の生態を描く鬼才・森田芳光監督が映像化。刀よりもそろばんを駆使して、幕末維新の激動の時代をたくましく生き抜いた武士とその家族を描く。

 代々藩の財政に携わってきた御算用者の加賀藩猪山家八代目の直之(堺雅人)は、厳しい藩の財政状況や「身分が高くなるにつれ出費も増える」という武家社会の矛盾した構造にあえぐ日々。会計処理の専門家であった直之は、家財道具を処分し借金の返済にあてることを決断し、妻お駒(仲間由紀恵)とともに猪山家一丸となって倹約生活を実行。全ての財政は家計につながる事をしらしめる。江戸時代後期、“そろばんバカ”と呼ばれた下級武士とその一家の奮闘記。時に質素に時に豪華に食卓を彩る、和膳の数々が美しい。

『武士の家計簿』は全国公開中。

配給: アスミック・エース /松竹
(C) 2010「武士の家計簿」製作委員会

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