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明治サンテオレが懐かしい

 サンテオレをご存知だろうか。かつては100店舗越えを果たし、神奈川県や千葉県を中心に、ファストフード業界の一角を占めていた。店舗の激減した現在、レッドソックスの松坂大輔選手が横浜の能見台店の常連であり、わざわざアメリカまでなつかしの味を持ってこさせたというエピソードなどでその名前を聞くに過ぎない。さまざまな変遷を経て現在は、明治グループからも離脱したようで、頑張ってほしい。

 1973年に第一号店がオープン。筆者にとっても、子供の頃田舎に行くと、おばあちゃんにお小遣いをもらって、そんなピカピカの駅前のサンテオレでハンバーガーとソフトクリームを買って帰った懐かしい思い出がある。ソフトクリームを床に落として泣いたこともあったか。

 現在東京にはなぜか、町田山崎団地店と青梅駅前店という2店舗しかない。そこで、そのうちの山崎団地店に行ってみた。
 まずは、現地があまりに普通の団地の商店街なのに、音楽が流れ、人の波で賑わっていたのに驚いた。昭和40年代の世界、が生き残る、まさに勝ち組団地、と言って差し支えないレトロな雰囲気である。面白いので少し散策、花屋さんでは食虫植物なども売っていた。

 いよいよ入店。山崎団地店は、最近のファストフード店とは違い、建付けよくがっしりと鎮座ましましていた。店舗には若いカップルだけ、と人影まばらだったが、一日平均ではたくさんの人が余裕で訪れるのだろう。緊張しながらおばさんに注文を。当然、ハンバーガーとソフトクリームである。クレヨンで番号が書かれた手書きの札を持って待っていると、来た!
 古い設備のテーブル席で、まずは、ソフトクリームから賞味。…うーん、普通。(笑)でも、さすがにサンテオレ、悪くはない。次にハンバーガー。…懐かしのマヨネーズ風味は健在、同じ味(たぶん。)で涙が出そうになった。追加でチリドックも追加したが、ビールのアテにもぴったりだろう。やはりどれもちゃんと重厚な味でレベルはきわめて高く、満足のタイムスリップ体験が出来た。

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