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大阪・准看護師の遺体を“人形”で宅配した日系ブラジル人容疑者の鬼畜

 大阪市西成区の准看護師、岡田里香さん(当時29)は'14年3月に行方不明となり、その約2カ月後に遺体で発見。現場のトランクルームから見つかった遺体はブルーシートにくるまれ、数十カ所の刺し傷があった。

 2014年5月21日に岡田さんの遺体が、東京都八王子市内のトランクルームで発見された事件。大阪府警は1月25日、中国に拘束されていた日系ブラジル人のオーイシ・ケティ・ユリ容疑者(32)を、上海から関西空港へ向かう飛行機内で詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。
 「府警では外務省を通じ、中国公安当局にオーイシ容疑者の引き渡しを求めていました。彼女は事件が発生した年の5月、不正に作成した岡田さん名義のパスポートで出国し、上海で不法入国容疑により中国公安当局に拘束されていたのです。今回の容疑は、'14年4〜5月に東京都内のペットホテルに飼い犬2匹を預け、その代金37000円を岡田さん名義のクレジットカードで支払ったというもの。オーイシ容疑者は岡田さんの保険証などを使い計6枚のクレジットカードを不正に作成しており、航空機代など100万円を超える金額を支払っていた。今後の捜査の焦点は、岡田さんに対する強盗殺人容疑となります」(捜査関係者)

 岡田里香さんは、小中学校時代の同級生だったオーイシ・ケティ・ユリ容疑者と会員制交流サイト(SNS)を通じて久しぶりに再会した後、事件に巻き込まれたとみられる。
 「2人は小中学校の同級生でした。オーイシ容疑者は高校在学中にブラジルに帰国し、数年後に再来日。八王子市に住んでいる時に中国人の女子大学院生と知り合い同居を始めたのです。ところが、その中国人女性が、就職先が決まったことで'14年3月上旬に帰国してしまった。周囲に『中国へ行きたい』と言い出したオーイシ容疑者が、3月21日に岡田さんの自宅を訪ねたことも分かっています。当時のオーイシ容疑者は在留資格のない不法滞在に陥っており、追い詰められた状態で岡田さんを訪ね、殺害したと見られているのです」(全国紙社会部記者)

 岡田さん宅には、遺体の傷の形状と一致する刃物が血のついた状態で残されていたという。
 「遺体は岡田さんの自宅から八王子のオーイシ容疑者の自宅マンションに“人形”として宅配便で送られていた。ただ、オーイシ容疑者のマンションからトランクルームまでは約500mの距離。使用されたトランクルームは二階建ての二階部分で、遺体を女性1人で運ぶには無理がある。そのため、共犯者の存在も囁かれているのです」(同)

 オオイシ容疑者は奈良県を活動拠点としている窃盗グループの一員で当時は金銭トラブルでケンカがあったとも言われているし、失踪前、SNSに「怒りで体が震えるようなことがあった」とトラブルをにおわせるメッセージも書き込んでいた。
 犯行は異常で鬼畜そのもの。殺人動機が「中国に行きたい」からだけとはとても思えない。いったい2人になにがあったのか? 事件解明が待たれる。

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