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「女子会詐欺」は氷山の一角 インテリ女子も釣られる“SNS商法”

 ミクシィを悪用し、5億円もの金を荒稼ぎしていた東京港区の悪徳エステ経営者らが、6月6日に特定商取引法違反容疑で警視庁に逮捕されたが、その犯行はまさに流行に敏感な女性を食い物にしたものだった。
 「逮捕された経営者の女(40)は、ミクシィを通じて友人関係を築き、女子会を開催。『私が10キロ痩せたのには秘密がある』『肩こりが取れる秘密のマッサージがある』と巧みに言い寄り、22〜35歳の女性約400人をエステ店に連れ込んで、契約を結ばせていたのです。『自分が紹介すれば親族扱いで、450万円の代金が150万円になる』というのが、殺し文句だったのです」(捜査関係者)

 もっとも、最近会員制交流サイト(SNS)を使った巧妙詐欺は急増中。被害者は後を絶たない状態だ。
 「その一つがヘッドハンティングです。SNSで人を募り、異業種交流会を開催。『知人の外資系会社社長が優秀な人材を探している』『年収は1200万円だが、あなたを推薦したい』と誘った揚げ句、『会社規定に則って、登録料30万円の優良人材派遣会社に登録してほしい』と持ち掛けるのです。無論、登録料を振り込ませたらドロン。会社にバレることを恐れ訴えられない、キャリアOLやエリートが増えているのです」(ネット詐欺に詳しいライター)

 また、芸能界を悪用した詐欺も巧妙化している。
 「アーティストへの夢を語る若者にSNSで応援メッセージを送り、ボイストレーナーを偽って『自分のレッスンに合格すれば、芸能事務所を紹介する』と誘うのです。通信指導として被害者が動画や音声ファイルを送ると、適当に指導。20万円程度の指導料と1曲2万円程度の楽曲を提供し、最後は音信不通になってしまうのです」(前同)

 社会部記者がこう語る。
 「今年1月には、『宝くじで2億円当たったが、余命少なく1億あげます』とのサイトの書き込みに約2000人が応募。総額2億円近い金を騙し取られた事件も起きている。被害者たちは、タダより高いものがないことを知るべきなのです」

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