「も、元AV女優のホステスさんがいる…!?」
そんな話を聞きつけ、早速駆けつけた僕。くそまじめな東大生で、夜の店の経験はない。
「つい抱かれたくなっちゃうような男物アイテムとかありますか!?」
「ありますよー」
本当に、実在した“抱けるアイテム”。夜遊びビギナー、ベテラン両者にとって、夜の街に繰り出す際のファッション指南書として参考にしてほしい。
前回同様、取材に答えてくれたのは、加山なつこさんと月城まおらさん。42歳のなつこさんは、なんとも見事なHカップの持ち主。28歳のまおらさん。細くしなやかな身体にアーモンド・アイ、血統書付きの猫ちゃんだ。繰り返すが、二人共、ホンモノの元AV女優である。
−−ホステスさんとお名刺を交換することはあるのでしょうか?
「最近は、みんなスマホとかを持ってることが多いから名刺交換は少し減ったかなぁ」感慨深げになつこさん。
「でもだからこそ、名刺を交換したお客さんのことは印象に残っているかも!」まおらさんはつぶやく。
−−となるとやはり、差がつくのは名刺ケースでしょうか?
「そう。アルミとかスタイリッシュなのもいいけど、やっぱり革製がこだわりを感じでキュンとくるよね」
「私は、外側が黒とか茶系の色で、内側が赤とかビビッドカラーだとドキってくるなぁ」
「わかるわかる」盛り上がるお二人。
「靴下とかと同じで、目立たないところにこだわりを感じると、“クラッとくる”んです」
「ぱっと見でわかるオシャレには、見慣れてるんですよね」
次回はいよいよ、「時計」について切り込んでいく。ロレックスを付けるべきと考えている僕だが、ここまでの展開でそれが誤りであることは明らかだろう。では、果たしてどんな時計が「抱ける」のか? 皆さんも、一味違うオトコを目指そう。
協力・銀座遊里 http://ginzayuuri.com/
取材・構成/川上ぽこひろ
フリーランスのライター。90年生まれ。演劇、お笑いの世界を転々とした挙句、今年4月、東京大学文科3類に首席合格を果たす。現在では大学生活を送る傍ら、スポニチで『抜ける着エロ』の連載などライター業を両立して活動している。Twitterは@kawakamitkhr。http://ameblo.jp/kawakamitkhr/