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千葉ロッテを悩ます『斎藤佑樹』の外れ1位候補

 今夏の甲子園大会でベスト4進出の原動力ともなった成田高校・中川諒投手が『プロ志願届』を提出した。同校の先輩・唐川侑己に憧れ、切磋琢磨してきたのは有名だが、この志願届提出により、地元・千葉ロッテマリーンズは“辛い選択”を迫られそうだ。

 「斎藤佑樹(早大)の1位入札に参加するのは決定事項です。石川晃・球団副社長が公言したわけですから、それを撤回することはまず考えられません」(メディア陣の1人)
 『外れ1位』、そして、2位以下の指名順位が問題になるという。
 千葉県の高校野球界には、プロ注目の有望選手がもう1人いる。『阿部(慎之助)2世』とも称された強打の大型捕手・山下斐紹君(習志野高校)である。山下君の素質は早くから伝えられていたが、彼に興味を示す球団は千葉ロッテだけではない。在阪球団スカウトはこう分析する。
 「昨年のドラフト会議で捕手を指名しなかった球団全てが山下君をマークしていると言っても過言ではありません。捕手の育成は非常に難しい。実戦で経験を積ませないといけないし、言い方を換えれば、育成の場にも限りがあるから、同年代の捕手を何人も指名することはできないんです。山下君以外にも将来性を感じさせる高校生捕手もいましたが…」

 千葉ロッテには正捕手・里崎智也がいる。だが、来季は35歳となり、後継者育成も急がなければならない。昨年オフ、ソフトバンクで戦力外通告を受けた的場直樹(33)、横浜から斉藤俊雄(26)を獲得したのは「里崎に万が一のあった場合」に備えるためで、田中雅彦、金澤岳、青松敬鎔、宮本裕司といった20代半ばから後半の捕手を4人も抱えているのは、里崎の後継者を懸念している証拠でもある。
 地元・千葉県出身の有望捕手となれば、やはり放っておくことはできない…。
 「中川君は飛躍的に成長した投手なんです。春季大会(千葉県大会)の時点で、甲子園での活躍は全く予想できませんでした」(前出・同)
 ある在京球団スカウトも「プロで下半身をもう1度作り直せば面白い」と、中川君を評価していた。捕手・山下、投手・中川両君とも将来性はバツグンだが、即戦力ではないようだ。再三伝えられているが、今秋のドラフト会議は大学生投手の『当たり年』である。千葉ロッテも斎藤佑樹以外の即戦力投手を大学球界から獲得するつもりでおり、そうなると、地元千葉県出身の有望高校生との兼ね合いが難しくなっている。

 「広島は2位指名から『高校生』を大量獲得するとの情報も飛び交っています。マエケン(前田健太)の育成に成功し、昨年指名した今村猛(清峰高)が一軍で勝ち星を挙げるのも、そう遠くはないでしょう。中川が上位で一本釣りされることだって、考えられます。オリックスは岡田(彰布)監督が捕手の補強を強く訴えています。中日、ヤクルト、広島、阪神、西武も指名順位を繰り上げてくる可能性がある」(前出・在阪球団スカウト)
 地元出身の有望株を他球団にさらわれたくない…。もちろん、斎藤以外の即戦力投手も欲しい。
 「千葉ロッテは昨季、バレンタイン前監督の去就問題でファンとフロントが衝突しています。この問題は解決済みですが、中川、山下両君を逃すようなことになったら…」(前出・メディア陣の1人)
 ファンとの共存を最優先に考えた場合、千葉ロッテは斎藤以外の即戦力投手の指名を諦めなければならないだろう。

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