「東京オリンピックのナビゲーターかキャスターとして、体操協会や東京五輪組織委員会が“推して”いるようです。今の彼女は現役当時よりも幹部連中のウケがいいので」(体協詰め記者)
現在の田中は“人妻”だ。引退後は母校・日本体育大学の助教となっていたが、それも今年3月で退き、時間の許す限りスポーツ関連のイベントなどを盛り上げてきた。仕事を制限してきたのは、妊娠中だったため。しかし、“ママの自覚”がそうさせるのか、子どもウケがよく、子育て中の母親からの評判も上々という。
「9月27日、東京五輪関連で子ども向けのイベントがあり、実は、田中の評判を聞きつけた幹部がその様子を見ていたのです。五輪のPR役として“田中は使える”と踏んだようです」(同)
知名度の高い元選手が五輪を盛り上げるのは、これまでにもあった話だ。田中が再注目されるのは確かに順当だが、いま最も旬な元五輪選手といえば、浅田真央になるだろう。
しかし、浅田は“冬季五輪”の選手。夏季種目と冬季種目の各団体間にはライバル心もあるため、浅田を駆り出すことに難色を示す連中も多かったのだ。夏季種目の幹部たちにとって田中の好評ぶりは、“棚からボタ餅”的な幸運だったのだという。
「新体操、体操競技では新しいスターがまだ出ていません。有望な若手はいますが、知名度はイマイチ。体操関係を始め、出遅れた感のある競技にとって、田中の再登場はありがたい限りです」(同)
当の田中も、「支援する側として、頑張っていきたい」とコメント。五輪イヤーは乳飲み子を抱えたママとなるだろうが、彼女の夫は売上50億円を計上する会社社長だ。バックアップも問題ないはずだ。
男性視聴者にとっては、セレブ人妻となった田中の再露出は喜ばしい限り。逆に、恵まれすぎたセレブっぷりに、女性からの反感を買ってしまうかも?