アジアの人気アーティストが出演する「アジアソングフェスティバル」は、NGT48が、これまで体験したことのない、観客数が約3万人という大舞台。にもかかわらず、雨女として知られる柏木由紀も参加した為か(?)、前日が大雨で事前リハーサルがほとんどできないまま、本番当日を迎えることに。さらに観客の9割が女性という、AKB48グループが立つステージとしては異例の状況。キャプテンの北原里英と柏木以外は、もちろん初の海外でのパフォーマンスということで、メンバーは開演前、極度の緊張と不安に包まれていた。
しかし、ステージに立つと、会場からは割れんばかりの大歓声。曲の合間でのMCで、「ヨロブン アニョンハセヨ〜 NGT48 イムニダ」と北原キャプテンが韓国語で挨拶をすると、普段聞き慣れない女性の歓声も上がり、中にはメンバーの名前を呼ぶファンも。会場には韓国の48グループファンクラブの方が用意した横断幕もあるなど、熱烈な歓迎ぶりで、メンバーも感激しきり。会場の熱気に後押しされ、いつしか緊張感も取れ笑顔になったメンバーは、いつも以上に元気にパフォーマンスをした。
一方で、アジアを代表し世界を舞台に活躍する他のアーティストのハイレベルなパフォーマンスを目の当たりにし、課題も感じていた様子だ。トークステージには、北原、柏木、荻野由佳、加藤美南、西潟茉莉奈の5名が参加し、イ・トゥクさん(SUPERJUNIOR)とMCを務めた。「NGT48の可愛いポーズを披露して」というフリに、新潟県の県の鳥であり、NGT48のロゴや衣装のモチーフになっている朱鷺のマネを披露。お返しとして、イ・トゥクさんからはSUPER JUNIORの決めポーズや、韓国での可愛いポーズを教えてもらい、互いに真似し合う一幕もあった。
翌日には、後日放送される予定の番組収録にも参加。韓国と日本の食文化交流として、NGT48からは、新潟を代表するお菓子「笹だんご」をプレゼントした。
今回の韓国でのライブ出演は、劇場公演デビュー前で、まだまだ経験の浅いNGT48にとって、またとない貴重な経験となった。