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DeNA、“緩急マスター”笠原の稀少性 新天地初勝利ならずも伸びしろは十分か

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笠原祥太郎

 チーム編成や方針によって出場試合が限られた選手にチャンスを与えようと、日本プロ野球界初の試み“現役ドラフト”でベイスターズに入団した笠原祥太郎。

 11日に倉敷で行われたタイガース戦で4月2日以来の先発登板。斎藤隆チーフ投手コーチも「久しぶりの一軍のマウンドとなるが調子うんぬんではなく、トバ(戸柱恭孝)とコミュニケーションを取って一球一球丁寧に、時には大胆さを持って投げていってほしい」との期待を込めてマウンドに送られた。

 だが初回から制球が定まらず、毎回ランナーを背負う厳しいピッチング。結局3回を被安打4、与四球4、自責は0ながらも3失点でKOされた。本人も「ボール先行、四球でリズムの悪い投球になってしまいました。3回のランナーを置いた場面で粘りきれず悔しいです」とくちびるをかんだ。

 しかしこの日は少し審判との相性も合わなかった面も否めず、その上ファースト・佐野恵太のエラーも重なったことも事実。

 自ら「緩急を使っていくピッチャーだと思っている」とストロングポイントを語っている通り、ゆったりとしたフォームから繰り出されるマネーピッチのチェンジアップを投げると、外国人選手はまったくタイミングが合わないケースも散見された。また地方球場ということで額面通りには受け取れないが、ストレートの球速も140キロを超えることもあり、春先よりも威力は増しているように感じられた。

 ルーキーイヤーから一軍で戦力となり、2年目には開幕ローテーション奪取、3年目には開幕投手とドラゴンズ時代はプロスペクトとして期待されていた左腕。最近はボールの高速化が目立つ日本球界の中で、あえて100キロ台の遅いボールで勝負するまれなタイプのピッチャーだけに、なにかのきっかけで再ブレイクも夢ではないとみる。ファームでは長い回も投げきり、ほぼほぼ無双している左腕だけに、次のチャンスこそその手でつかんでもらいたい。
 
 取材・文・写真/  萩原孝弘

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