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制度が出来たきっかけはやらせで打ち切りの番組? 放送倫理違反指摘は『ワイドスクランブル』以外にも

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 『大下容子ワイド! スクランブル』(テレビ朝日系)へ9日、放送倫理・番組向上機構(BPO)から放送倫理違反があったとする意見が公表された。番組では、視聴者からの質問コーナーで質問をスタッフが自作していた、いわゆる捏造問題が昨年10月に明らかに。

 BPOの正式名称は放送倫理・番組向上機構であり、一部門に放送倫理検証委員会が存在する。公式サイトには「問題があると指摘された番組について、取材・制作のあり方や番組内容について調査。放送倫理上の問題の有無を、審議・審理し、その結果を公表します」とある。よく聞かれる「BPO審議入り」は、この委員会にかけられた状況を示すものだ。

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 審議の結果、「放送倫理違反」が指摘されても罰則などはない。しかし、『クレイジー・ジャーニー』『消えた天才』(ともにTBS系)など打ち切りに至った番組もあるため、影響力は少なくないと言えるだろう。

 『大下容子ワイド! スクランブル』に同じく、情報・報道系番組の捏造例では2014年放送の『クローズアップ現代』(NHK)の例がある。番組ではブローカーや多重債務者などが出演。しかし、これらの人物はスタッフの依頼によって、登場人物を演じさせられたものであった。さらに現場は「隠し撮り」であるかのように演出されていた。この案件については「重大な放送倫理違反」と委員会は指摘している。

 もともとこの委員会がBPO内に設立されたきっかけも、やらせ捏造事件だった。2007年放送の『発掘!あるある大事典II』(関西テレビ制作・フジテレビ系)内で、納豆にダイエット効果があると特集。小売店で納豆が売り切れるなど話題を呼んだが、実際はデータを捏造したものだと発覚し、番組が打ち切りとなっている。

 こうした経緯があるため、罰則がないとは言え、「放送倫理違反」の指摘はテレビ番組にとって手痛いものとなりそうだ。

記事内の引用について
BPO(放送倫理・番組向上機構)のオフィシャルサイトより
https://www.bpo.gr.jp

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