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石破茂元幹事長、小泉進次郎環境相がぶち上げる「消費税減税」

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提供:週刊実話

 新型コロナウイルスは東京都で感染者が100人を切る日も出たとはいえ、鎮静化にはほど遠い。生活に不安を抱える国民はコロナ対策を二転三転させる安倍政権にそっぽを向き始めた。

 特にヤバイのが経済だ。国民1人10万円給付も焼け石に水になりそうでリーマン・ショックならぬ安倍ショック説が流れる始末。危機感を募らした自民党内では、安倍政権が徹底して抑え込んできた「消費税減税」が再浮上。その旗をポスト安倍の筆頭候補である石破茂元幹事長が担ぎ、倒閣へ動き出す機運が高まっている。

 もっとも、安倍首相周辺でも不穏な動きはキャッチしており、「石破&消費税減税」のダブル潰しに躍起で、政局に発展しそうな雲行きだ。ある自民党幹部は「コロナ禍の元、安倍対石破の最終決戦は6月に表面化する」と漏らす。

 石破氏周辺の最新動向を同シンパ議員が明かす。

「最新世論調査(産経新聞など)でも、緊急事態宣言について『遅い』が約83%、460億円のアベノマスクのダメ出しが約75%に達し、支持率が30%台で下落の一途だ。自民党内では『安倍ではコロナ対策はできない』という声が燻っている。特に、経済はコロナ不況を脱せず、早くも倒産が続出している。党内ではコロナ対策第2弾として安倍内閣が渋る消費税減税案が強まっている。旗頭は石破元幹事長ともっぱらだ」

 安倍政権は国政選挙で「消費税値上げ」で国民の信を問い、勝ってきただけに、減税はこれまでの政権運営の否定と捉え、絶対に減税は避けたいのだ。

 対する石破氏は最近、外国メディアに対し『消費税は非常時には期間限定引き下げも視野に入れるべき』と消費税減税に言及した。石破元幹事長は消費税減税にからめ、安倍内閣をどう倒閣するのか。先の石破シンパ議員が続ける。

「石破はすでに“自民党の妖怪”ともいうべき二階幹事長と裏で手を結んでいる。かつて犬猿の仲ともいわれた2人のキューピッドは、二階幹事長と昵懇の小池都知事だ。小池都知事は国政時代、石破を総裁に推した間柄。そして、彼女は政府のコロナ対策の遅さを苦々しく思っている代表格。安倍政権との対決色を前面に打ち出す石破クーデター計画が着々と進められている」

 石破クーデター説の流れはこうだ。

 コロナ迷走で安倍政権の支持率が20%台に落ち込めば、国民1人10万円給付で二階幹事長とタッグを組んだ公明党が再び矢面に立つ。つまり、10万円給付の次、第2弾の経済対策は必要不可欠で、そこにネジ込むのが消費税減税だ。石破氏と連携の腹を固めた二階幹事長と国民の生活に重点を置く公明党が「消費税減税」に舵を切る。

「公明党の支持母体の創価学会票に支えられ当選している自民党若手議員は大騒ぎするでしょう。すでに自民党の若手議員らは、消費税を10%から5%に引き下げる要望書を政府に提出している。経済が行き詰まった時機を見て、石破が『コロナ経済対策で消費税大減税』をぶち上げる運びです」(同)

 さらに、全国紙政治担当記者が政局について語る。

「最近、めっきり影が薄い小泉環境相と石破氏の連携情報も政界内で飛び交っています。安倍閣僚から謀反なら『令和の明智光秀』ともいわれかねないが、それほど小泉氏の評価は党内でガタ落ちしています」

 安倍首相陣営も石破クーデター説に手をこまねいているわけではない。安倍支持の細田派幹部が明かす。

「石破らの動きはお見通し。だから、それを利用して石破潰しと消費税減税潰しをする。岸田政調会長に禅譲し、安倍さんはキングメーカーになる腹を固めている。二階さんや石破の思い通りにはさせない」

 なぜ、自信満々なのか。

「もし安倍内閣総辞職ならポスト安倍は麻生副総理という声もあるが、病気や事故の辞職ではないので総裁選は石破と首相が禅譲したい岸田政調会長の事実上の一騎打ち。ただ、総裁が突然辞任なら、党則で総裁選は地方の党員党友票が大幅に制限され、国会議員票がメーンの選挙だ。となれば、過去2回の総裁選で石破は国会議員票に弱く、1割程度しか取れていない。つまり、総裁選は首相支援の岸田政調会長が圧倒的有利。二階さんが動いてもたかがしれている」(同)

 安倍首相を支援する国会議員は首相派閥の細田派97人、麻生派55人、岸田派47人の計199人で自民党国会議員のほぼ過半数だ。この数が岸田氏に流れ、勝つと読んでいるのだ。

「安倍は自分の求心力の衰えを読み違えている。菅(官房長官)の力をあなどっている」(自民党長老)

 この長老によれば、安倍政権を誕生させ憲政史上最長内閣にしたのは菅官房長官の功績だ。それが今や官邸を仕切るのは今井尚哉首相補佐官と佐伯耕三首相秘書官、国家安全保障局の北村滋局長の官邸三羽烏。

「減収世帯30万円給付案、アベノマスクも今井、佐伯の仕業だ。この2人が消費税減税に猛反対。最近の安倍氏は官僚ベッタリ。その証拠に、当初、30万円給付を盛り込んだ108兆円事業規模の補正予算案の詰めの協議は首相、今井、麻生、太田充財務省主計局長の4人で、要の菅を外すという露骨さだった。これに菅は激怒した。反旗を翻し、二階、石破、小泉、公明、学会と連携すれば、岸田が勝てるわけがない。それが読めない首相はキングメーカーの器ではない」(菅氏側近)

 もはや政局もコロナ禍。

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