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痛み悩みの相談室 顔のしびれやめまいは何科へ?

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提供:週刊実話

 春は環境の変化などで自律神経のバランスが崩れ、顔面のしびれやめまいを発症する人が目立ちます。それぞれの症状に合わせて、どの科で受診すればよいかを押さえておきましょう。

 顔面の神経支配は、あごの下以外はすべて脳神経の支配になります。顔面のしびれを起こす病気には脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や脳腫瘍、顔面神経まひ(片方の顔面の筋肉がまひし、まぶたを閉じられない、よだれが垂れるなどの症状が起こる)、三叉神経痛(顔面の片方に強い痛みが生じる病気)などがあり、最初は神経内科を受診するのがお勧めです。

 めまいには、グルグルと回るような回転性の末梢性めまいと、よろめくような回転しない浮遊性の中枢性めまいがあります。末梢性は耳鼻科が専門ですが、突発性の難聴は診断と治療が早いほど後遺症が残りにくくなるので、難聴にめまいが重なった時は、早急に耳鼻科を受診しましょう。休日や夜間の場合は、大病院の救急外来を受診してください。

 中枢性めまいは、脳や小脳の障害、脳血管障害、腫瘍などが原因であるケースが多くみられます。高血圧が原因の場合は循環器内科で治療を受けることになりますが、脳の病変がないかどうかを確かめるためにも、まずは神経内科を受診するのがベストです。ただし、神経内科は比較的大きな病院にしかないので、あらかじめ調べておくようにしましょう。

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監修/井尻慎一郎先生
井尻整形外科院長。医学博士。著書・監修書に『痛いところから分かる 骨・関節・神経の逆引診断事典』(創元社)、『筋肉のからくり 動かし方を変えるだけでコリと激痛が消える!』(宝島社)などがあるほか、論文、講演、テレビ出演などで活躍中。井尻整形外科HPはhttps://ijiri.jp

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