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のりピー芸能界復帰へ

 覚せい剤取締法違反で起訴された女優の酒井法子被告(38)だが、14日に保釈が認められたものの、15日に保釈保証金500万円のうち半額の250万円を納付したまま16日も保釈されず。今日17日にも残額を納付して保釈され、今週中にも会見するとみられる。酒井被告がすがるところは結局、解雇された前所属事務所の「サンミュージック」しかなく、早々と芸能界復帰を果たしそうだ。

 「ここまで保釈金の納付が延び延びになるのは異例だが、酒井被告の会見場所探しが難航していた。一部報道によると、サンミュージックの関係者が17日に都内のホテルに会見場を押さえ、保釈後そのまま会見させるようだが、収容300人規模の会場になりそうだ」(ワイドショー関係者)
 酒井被告よりもひと足先の16日、同容疑で起訴された夫の高相祐一被告(41)は保釈され、拘置されていた警視庁渋谷署を出る際に、「すべて今回のことは自分の責任」と頭を下げて謝罪したが、「弁護士と思われる男性に『いいですか、これで?』と確認を求めていた。まったく反省する素振りはなく、酒井被告のファンと思われる男性が高相被告の乗った車に靴を投げるハプニングもあった」(同)。
 そんな高相被告は、保釈後、報道陣の追跡から逃れるため、途中で車を乗り換え、さらに、車を降りて走って逃げた。
 「高相被告は両親のところしか頼るところがないから、実家に帰ったとみられる。公判が終わるまでは、口裏合わせの可能性があるため、酒井被告とは接触できない」(週刊誌記者)

 一方、起訴と同時にサンミュージックを解雇されている酒井被告だが、“頼みの綱”はほかになかったようだ。
 「逃亡を手助けした建設会社会長は取材攻勢を嫌い、酒井被告の件から手を引いた。だから、会見の準備も、その後、クスリを断ち切るために入院させる病院の手配もサンミュージックの関係者がやっている。保釈されれば長男にも会えるから、回復は早いのでは」(同)
 酒井被告の初公判は10月26日の行われ、このところ薬物事犯に適用される即日結審は適用されないものの、「早ければ、年内に結審することになりそう」(司法担当記者)というが、その後は芸能界復帰を果たすことになりそうだという。
 「今回の事件の元凶となった夫の高相被告との離婚が条件だが、ほかの仕事ができるはずがないので、しばらく所属はさせないものの、サンミュージックがバックアップして徐々に仕事をさせる。まずは、薬物の怖さを知らしめるために、自身の体験談をつづった本を出したり、講演したりするようだ。そのためには、一日も早くクスリを断ち切らなくては」(芸能プロ幹部)
 となると、保釈後の会見が重要となってくる。酒井被告の口からどんな言葉が飛び出すのか注目される。

◎謝罪会見は白紙状態
 保釈金の半額納入、謎の保釈引き延ばし策と、連日にわたって東京湾岸警察署に詰める約200人の報道陣を翻弄しまくっている酒井法子被告だが、終わってみれば16日も一日中動きはなかった。
 ため息の出る持久戦に何の意味があるのか。「今出ても騒がれて息子に会えないから出たくない」。そう話したという酒井被告が保釈をかたくなに拒んでいる。はたまた鳩山内閣組閣にぶつけて報道陣を分断する作戦? 諸説飛び交った湾岸署前だが、午後5時過ぎに酒井被告の夫である高相祐一被告が渋谷署を出ると完全に解散ムード。
 高相被告保釈の際に、乗り込んだワゴン車に見物人の男から靴が投げ込まれる騒ぎがあったため、湾岸署関係者から報道陣に「明日(今日17日)取材する報道陣は自社腕章を必ず着用すること」というお達しが出ただけで、お開きとなってしまった。
 くだんのお達しにより、厳戒態勢を敷くのならばいよいよ今日にも保釈かという期待が高まったが、一部報道では保釈後すぐに病院へ直行し、そのまま入院する見通しという報道がなされており、当初行うであろうとされていた謝罪会見については実質、白紙状態。まだまだ混迷を極めそうだ。
 酒井被告は14日に弁護人を通じて地裁に保釈を請求し、東京地裁は同日保釈を認める決定。酒井被告側は15日に保釈保証金500万円のうち250万円を納付。残金をきょう17日に納付し、東京湾岸署を出る見通し。保釈されれば8月8日の逮捕以来、40日ぶりにシャバに出ることになる。

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