−−今春から高校生。地元大阪を離れて都内で本格的に芸能活動をはじめられるそうですが、現在の心境を聞かせてください。
井頭:ずっと14年間大阪で住んできて、離れるのが寂しいなっていう気持ちがあります。でも、家族や中学の同級生の中にわたしの活動を応援してくれる人たちがたくさんいて、頑張らないといけないなって。
−−中学3年間はどのくらいの頻度で東京に通っていたんですか?
井頭:毎週、金、土、日、仕事やレッスンのために通っていました。お父さんと来るんですけど、空いた時間に原宿で遊んだり。地元は大阪でも田舎のほうだったので、都市に来たという感じで毎回楽しいですよ。
−−事務所は大手のオスカープロ。先輩たちは偉大な方ばかり。そういう環境で芸能活動が出来ることについてはどんなふうに思っていますか?
井頭:偉大な先輩たちはもちろん、切磋琢磨できるライバルがたくさんいて、成長していくにはすごくいい環境だと思っています。先輩たちを見ながら、もっともっとレベルの高い場所に行きたいなって思っています。
−−同じ事務所に憧れの先輩はいるんですか?
井頭:やっぱり上戸彩さんです。そもそも上戸彩さんに憧れてこのオスカープロに入ったんです。上戸さんの女優としての姿勢や、役になりきる演技力にとても魅力を感じます。
−−上戸さんとは映画『おしん』で共演もされていますね。
井頭:一緒のシーンはなかったんですけど、撮影の初めの時とか、「お菓子とか持っていっていいよ」ってすごく気遣いをしてくださって、すごいいい先輩だなって。わたしもいつかそんなふうになれたらいいなって。
−−芸能界にいろんな活動の場がある中で、やっぱり女優業が一番やりたいこと?
井頭:そうですね。一番最初に女優になりたいということで応募したんです。X21の活動もとても楽しいけれど、女優になるという夢を叶えるために上京するので、その夢は絶対実現させたいですね。
−−一流の女優さんになるために努力していることはありますか?
井頭:新しい映画とかドラマはだいたい見るようにしています。いいところはちゃんとチェックして、わたしもこうしようって考えたり。
−−高校生になると、これまでとは演じる役どころも変わってくると思いますがそのあたりはどんなふうに考えていますか?
井頭:大人になるに連れて、いろんな役が出来るようになると思うので、自分にぴったり合った役だけでなく、これまでやったことのない役もきちんと演じれる女優さんになりたいです。そのために今レッスンもすごく頑張っています。
−−今後はどんな役に挑戦したいですか?
井頭:ファンタジーもの、それからアクションものなんかにも挑戦したいです。外国のアクション映画のようなものにすごく憧れがあります。あと、キュンキュンさせれるようなラブコメも。ミュージカル女優にも憧れていたので、舞台にも挑戦してみたいです。
−−恋愛ものだと今後はキスシーンの話とかも来るかもしれませんね。
井頭:えー(笑)。でも、それはそれで役として、女優魂で頑張ります。
−−あと、女優業の傍ら、井頭さんはX21のメンバーとしても活動されています。
井頭:X21の中では最年少で妹的な存在なんですけど、先輩に頼ってばかりにならないよう、もっと頼りがいのある妹になろうって頑張っています。
−−3月30日には7thシングル「約束の丘」も発売されます。これは小室哲哉さんの提供曲だとか。
井頭:作詞作曲を小室哲哉さんがしてくださって、曲調的にはかっこいい感じの曲です。真の友情とは何かとか、そういう深いメッセージが込められています。PV撮影も終わって、レコーディングもあったんですけど、小室さんの曲は歌うのがやっぱりすごく難しかったです。歌いこなすためにみんなで意見交換をしたりして頑張りました。すごく共感できる部分が多い素敵な曲だと思います。
−−年齢的にも今後は取材なんかを受けると理想のタイプの男性とかを聞かれる機会も多くなりそうですが、普段はどんな男性が好きですか?
井頭:ハリーポッターが好きなので、ダニエル・ラドクリフさんみたいな方ですかね。結婚したいと思っていたこともあります。憧れです。会えたら失神しちゃうかも。しゃべっていて、楽しくて、わたしのことを笑わせてくれる気さくな人がいいです。
−−今は恋愛禁止でしょうけど、将来結婚願望とか、お母さんになりたいとか、そういう女性らしい夢も持っていらっしゃるんですか?
井頭:難しいですね(笑)。30歳までには結婚して子供が欲しいって漠然と抱いている夢はあります。わたし、子供が好きなので。
−−最後に今年の目標を。
井頭:ひとつひとつチャンスをものにして、自分の力を発揮できるように頑張りたいです。
(取材・文:名鹿祥史)