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野田総務相が橋下徹&小池都知事「NHK」トリオで天下取りへ

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提供:週刊実話

 野田聖子総務相が11月7日の記者会見で、地元の岐阜県で女性を対象にした政治塾を発足させる意向を示した。この突如の“野田塾”開講の動きに、自民党関係者は敏感にザワつき始めている。
 野田氏は、開講理由を「全体で女性の比率は高まったが、私が所属する自民党では下がってしまった。継続できる女性議員を作るため、まずは候補者を作らなくてはいけない」と話し、将来は全国展開する予定なノダという。
 「安倍首相含め自民党内では、『小池(百合子希望の党代表)の次は野田か』の声しきりです。今回の人事で安倍首相が野田氏を閣僚に入れているのは、背後からの“反安倍”の攻撃を封じるため。そこへ、小池氏がようやく静かになったと思ったら、今度はその最大の盟友が塾を立ち上げるという。あの小池塾『希望の塾』が開講した時と同様、腹を探るのは当然の話」(自民党ベテラン議員)

 帝国ホテル従業員から1987年に政界入りした57歳の野田氏、片や'92年にキャスターから転身した65歳の小池氏は、異色の経歴を持つ女性議員ながら、互いに切磋琢磨で政界を上り詰めてきた。
 「それもあって、2人は焼き鳥屋で日本酒を飲み交わす仲。野田氏が一昨年に総裁選出馬を模索した際は、小池氏が推薦人集めをバックアップし、小池氏が都知事選に出馬し自民党と対立した時には、野田氏が裏で支援した。最近では、希望の党を立ち上げた小池氏が、衆院選で自ら出馬する場合、後継の都知事候補を野田氏にするとの情報もあったほどです」(全国紙政治部記者)

 それだけに、希望の党の衆院選での大敗に、最も心を痛めていたのが野田氏だったという。そうした状況下、野田氏が塾立ち上げの宣言をした意図について、周辺関係者はこう言うノダ。
 「当然、野田氏にすれば小池氏という類まれな才能を持つ女性政治家を、このまま見殺しにはできない。そこで、自らも含めての起死回生策として打ち出したのが、政治塾の立ち上げというわけです」

 野田氏自身としては、塾開講はもちろん、来年秋の自民党総裁選に出馬するためのアドバルーンの意味合いも強いというノダ。
 「閣僚にして塾の反響があれば、自民党内での存在感はかなり大きくなる。そこで、塾講師を小池氏にも依頼して話題作りをする。総裁選に向けては、野田氏は今、無派閥ですが、自ら立ち上げる準備も同時に進め、最低でも40人から50人規模を目指すのではないか。もちろん、現状のままでは安倍首相に総裁選で勝てるとは思ってはいないが、今後、安倍首相が森友・加計疑惑で失速するかもしれないし、改憲や得意の外交でつまずく可能性も十分にある。その時のために、しっかり爪を砥いでおく必要があるのです」(同)

 そんなチャンスにかける青写真は、現実的なシナリオも併せ持つというノダ。
 「党内で派閥を作り、安倍首相の動向次第では自民党を乗っ取る。それが不可能と見た場合は、ケツをまくり離党した上で、“野田新党”を立ち上げる。そこに、同じ“反安倍”の石破茂氏を引き込むことで、100人規模になる。そこから希望の党、日本維新の会、さらには民進党や無派閥とも連携を図れば、自民党超えも不可能なことではない。“野田新党”構想も含め、すでに衆院選後、野田氏は小池氏に計画を打ち明けているといいます」(同)

 その了承を受けての、野田塾の動きということか。対して、小池氏周辺関係者はこう言う。
 「野田氏の今回の動きの目的と小池氏との接触は、おそらく同一線上にあるのではないか。小池氏も再始動のチャンスを窺っている。もっとも、小池氏は今後の動きについて、衆院選後もツイッターなどで再三にわたって小池氏をフォローしている橋下徹前大阪市長との連携を画策しているという。その話を合わせれば、野田・橋下・小池の三枚看板になる。そうなると、野田新党に、希望の党、日本維新の会が合流し、政権交代可能な政党が生まれることになるのではないか」

 橋下氏は月刊『正論』12月号でのインタビューでも、民進党の分断を「二大政党制につながる可能性を作った」として大絶賛し、その後の批判についても「大胆なことをやっている証し」とし、市長や大阪府知事に携わった自分と重ね合わせるかのように高評価している。
 「そこで橋下氏は、安倍内閣の菅義偉官房長官、橋下氏本人と松井一郎大阪府知事というように、小池氏がいくら優秀でも番頭役がいなければ海千山千の政治家を束ねることはできない、とも語っている。衆院選を経て小池氏もその課題は十分に理解しており、克服するためには橋下氏や野田氏との連携は必要不可欠と考えている」(同)

 そうした中、自民党ベテラン議員からは、すでにこんな話も聞こえてくる。
 「あの3人、NHK(野田・橋下・小池)の連携の情報はすでに耳に入っている。衆院選後から相当、密に話し合っているんじゃないか。確かに今回、失敗した小池氏に2人が加われば厄介だ。ただ、野田氏と小池氏は首相の座を露骨に狙うタチだし、橋下氏も今は補佐役アピールをしているが、機を見て天下取りを狙うに違いない。そんな3人が組んでうまく行くかどうか」

 ともあれ、“NHK”から目が離せないノダ。

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