高校生の時に芸能事務所「ミューラス」に所属し、1999年にTVアニメ『魔装機神サイバスター』でデビュー。それ以降は予備校、大学と学業と並行して声優活動をしており、特に大学生の時には授業と授業の間に収録に行くなど多忙を極めた。だが2001年に「ミューラス」が解散。当時無名の声優だった杉田は次の事務所探しには苦労したという。
フリーの期間を経て当時設立したばかりの「アトミックモンキー」に所属。2002年にはヒットメーカー・CLANPのTVアニメ『ちょびっツ』の本須和秀樹役で初主演。この時若干21歳であったが、杉田の落ち着いた雰囲気や声質からもっと年配の声優だと思われ視聴者を驚かせた。翌年の2003年には、原作・高橋留美子のTVアニメ『犬夜叉』で、煉骨という敵チームの副将でありながら、首領を出し抜くという難しい役どころを演じ、実力派声優がほとんどの同作品の中でも引けを取らない演技を披露している。
女性声優と違い遅咲きの男性声優ながらも20代前半で早くも頭角を現し、2006年にはTVアニメ『銀魂』主人公・坂田銀時、『涼宮ハルヒの憂鬱』では、平野綾演じる・涼宮ハルヒとW主役のキョンを演じ、本格的にブレイクした。杉田の特筆すべきところは、正統派のヒーローはもちろんのこと、一癖も二癖もあるキャラクターを得意とするところだろう。
プライベートでは大のゲーム好きとして有名であり、ラジオでは度々ゲームの話題になる。同期の声優・中村悠一と親友なのはファンの間でも有名で、ラジオなどでその仲を冷やかされるほど仲が良く周囲に温かく見守られている。女性だけでなく、男性ファンにも愛されている声優なのだ。