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【雅道のサブカル見聞録】涼宮ハルヒシリーズの新作が発売

 25日、アニメ化や劇場版も制作された人気ライトノベル、“涼宮ハルヒシリーズ”の新作『涼宮ハルヒの驚愕』が角川スニーカー文庫より発売された。この作品は2007年6月1日発売予定であったが、発売の直前に延期の発表。実に4年近くの歳月を経てようやくファンの手元に届くこととなった。

 発売当日、秋葉原のアニメイトや虎の穴などのアニメショップでは日付が変わった直後の0時から発売が開始され、入場規制が行われるなど盛況をみせた。0時からの販売開始は秋葉原では人気ゲームソフト発売などでよく行われるが、書籍としては異例。それだけでも本作の注目度の高さがうかがえる。07年4月に発売された前作の『涼宮ハルヒの分裂』から新キャラが大幅に増え、従来の単巻完結型のエピソードから、続巻をまたいでのストーリ展開に変わった本作。前回中途半端に終わった話のおかげで4年近くやきもきしたファンも多いことだろう。

 一時期、全く続巻刊行の情報がなく、このまま緩やかに人気も収束していくかにみえた本シリーズだが、今回の新作発売により再びストーリーも動き出し、関連商品の動きも活発することは確実だ。ネットではそろそろ完結するのではという噂も一時期あったが、原作ではまだ新しい展開がありそうな予感。このまましばらくは涼宮ハルヒの快進撃は続くだろう。(斎藤雅道)

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